断酒プログラムの概要 |
断酒というのは名目上分かり易くするために断酒と書いてあります。一生飲まないと決めたら、飲みたくなってしまいます。アルコールを試しにやめてみるだけです。断酒というより、停酒とイメージしてください。停酒を続けて行くのです。
飲酒の欲求は弱くなり、最後にはなくなります。毒だと認識できれば飲むことはありません。 アルコールは誰にとっても毒です。もちろん飲んではダメですが、飲む必要が全くないと気づくのです。
飲酒の欲求には勝てないと認識してください。勝てないからやめられないと言っているのではありません。欲求に負けてしまうから、二度と飲まないのです。アルコールの欲求は気合いと根性で何とかなりません。
自分はアルコールに勝てないと認識すれば飲むことはないのです。自分は強い人間だ。アルコールは、自分の意志でやめる。絶対にやめる。だから欲求に負けてしまうのです。自分は弱い人間だ。飲んでしまえばやめられない。しかし、今は我慢できる。今日は飲まないでおこう。できるだけ我慢して行けるところまで行こう。
今も強い欲求があるが、もう少し我慢して見よう。でいいのです。飲酒の欲求が起きてやめられない理由は、病気になってしまうという恐怖感です。やめなければならない。意志を強く持とう。だから欲求に負けしまうのです。
やめられないものだから飲まない。と思っていれば飲まないことができるのです。もちろん飲酒の欲求は自然に消えます。 病気が怖くて断酒しようとしても無理です。我慢の断酒でもなく、幸福になるために断酒をするのです。
アルコールをやめると不安で、つまらないと感じている人は大間違いです。昼寝をするだけで、気持ち良くなり、元気になれるのです。テレビを見ているだけでも幸福になります。 生きているだけで幸福だと感じます。
断酒ができれば本当に楽になります。アルコールはドラッグであり、飲まないと苦しくなってしまう、タバコや覚せい剤となんら変わりないのです。体に負担をかけ、頭の神経を麻痺させて、飲まないと苦しくなる。一口も絶対に飲んではいけない薬物です。
飲酒の欲求には勝てませんが飲まない状態を維持することはできます。我慢というより、今は飲まないでおこう。という感じです。今は飲まない、今日は飲まない、夜は飲まない。朝起きたら昨日は飲んでいないという喜びに変わるのです。朝起きて飲んでいない喜びは飲酒の欲求に全く及びません。
我慢ではなく、飲んでいない喜びに変えるのです。毎日、飲酒の欲求に勝ち続けること。
断酒に薬など必要ありません。時間が経てば欲求は自然に無くなります。あなたも勝利という美酒に酔いしれましょう。
飲酒の欲求が起きてしまい、やめられない理由は、アルコールから来る苦しみから逃れるためです。アルコールは、毒なのでそれを分解するために体が頑張っています。頭の中では、毒が入って来て、苦しくならないように、頭の神経を麻痺させようとしているのです。 毒を飲んで頭の神経を麻痺させる。これが酔っ払うという原理です。
自分の首を絞めるために、大金を払い、それを緩めるためにまた飲んでしまう。健康を害することも酒を飲んでごまかしてしまう。不幸をごまかすために不幸を選んでしまう。 タバコと全く同じです。命がいくつあっても足りません。これが飲酒というものです。
毒だから苦いと感じるのです。もっとも、アルコールに依存している人は、苦いと感じないでしょう。酔うことができれば味などどうでもいいのです。
飲まないとつまらない? アルコールを飲んでいるからつまらないと感じ、時間も体力もなくなり、やることが見つからず、一生つまらないのです。