アルコールの欲求のコントロール

 
 
  
断酒方法の前に、なぜ人は酒を飲んでやめられないのか、なぜ毒だとわかっていながらやめられないのかわかっておく必要があります。
人は生きていくと必ず苦しいことが起きます。
幸福ならやめられないほど酒を飲まないでしょう。
 
 
生きている時点ですでに不幸です。もちろん私も生きていて苦しいことはあります。酒を飲んで現実から逃れたいと思うこともあります。なぜ自分が不幸だと思ってしまうのか考えました。答えは簡単でした。自分が幸福になりたいと思っているからです。もちろんお金が欲しいという欲求はいまでもあります。ニコチンやアルコールの欲求のように消えることはないでしょう。
 
 
 
もうわかりましたね。
幸福になりたいと思えば思うほど、自分が不幸だと思ってしまうのです。つまり、幸福になろうとすると、自分が不幸だと思ってしまい酒がやめられないのです。幸福になりたいと思うのではなく、不幸なままでいいと思うのです。不幸なままでいいと思っていれば、酒を飲む必要はないでしょう。余計不幸になってしまう。
 
 
 
最も不幸な人とは、どういう人かご存知ですか?アルコールやタバコを吸って死んでしまう人です。自分が不幸でいいと思っていれば、断酒した後、飲むことはないのです。
幸福になりたいと思えば思うほど、酒が飲みたくなります。自力では、断酒したいと思えば思うほど飲みたくなります。 
 
 
お金が欲しいという欲求をコントロールできないのと同じです。最初の1週間の強い飲酒欲求は、不幸でいいと思っていても耐えられるものではありません。薬でごまかすことはできません。飲みたい欲求が強くなって返って来ます。
 
 
カウンセリングを行い、トレーニングして、強い欲求に耐え、弱い欲求をコントロールして、初めて断酒できるのです。 カウンセリングが終わったあとに不幸なままでいいと思うのです。断酒することにより、今より、精神的に強くなり、幸福になれるのです。不幸なままでいいと思っていれば、ずっと幸福でいられるのです。
 
  
まずは、アルコールがどれだけ危険で有毒か認識しなければなりません。アルコールはそもそも飲みものではなく毒なのです。発酵食品は、体に良いですが、アルコールは毒薬です。
 
天と地ほどの違いです。まともなら発酵食品を食べて、愚かならアルコールを飲みます。
神か悪か、善か悪か、長生きか即死か。白か黒か。人の源か毒か。間違っても飲んではいけません。健康になれると言い張る医者がいますが発がん性です。
 
 
健康になるために発がん性のある毒薬を飲むのでしょうか?アルコールは毒なので毎日飲んでいればいつ死んでもおかしくないのです。ですから健康になる前に突然死んでしまう人もいます。しかも、強い依存性がある薬物です。酔っぱらっている姿は薬物中毒者と同じです。
 
 
 
このホームページを見ているということは、限界まで飲んでいるでしょう。我慢しきれず、週2回で大量に飲んでしまう人。 アルコール依存症とアルコール中毒の違いはあります。気持ちの問題で、量も結果も同じです。
 
 
アルコール依存症の人はやめたくてもやめられない人、アルコール中毒はアルコール依存症だと気づかない人。30年の大量の飲酒で亡くなります。 およそ50代です。健康診断で引っかかり、やめようとしてもやめられないと気づきアルコール依存症だとわかるのです。
 
 
一旦断酒できても、死の恐怖感から不安になり、余計にやめられなくなってしまう。どうせいつか死ぬんだ。楽になりたい。子供のころにアルコールは絶対に飲むなと教育できません。自分が飲んでいるからです。 逆に大人になったら飲めと教育されます。あなたに責任はありません。 
 
 
カウンセリングの効果によって、僅か1週間断酒するだけで自信が付きます。自力で断酒するのと全く違います。1週間くらいは断酒できるでしょう。しかし、健康になるほど飲みたい欲求が出て来てしまう。
 
 
カウンセリングを受けた場合、飲みたい欲求は変わりませんが、目標があるので飲むことはないでしょう。目標があるので、自分なりに欲求をどうコントロールすれば、飲まないでいられるか分かってきます。
 
 
2ヵ月掛けて死ぬまで壊れないブロックを作りあげるのです。実際にそんな大げさなものではなく、アルコールの欲求に向き合い、飲まない方が幸福でいられると分かれば飲むことはないのです。
 
 
病院に行っても薬を渡されて勉強するだけ。我慢してくださいで終わりです。精神的な不安が原因で、アルコールを飲んでしまうのに薬だけで我慢できるでしょうか? 抗不安薬?
飲酒の欲求と関係ありません。アルコールが飲みたいのです。退院後は? 治療できる方法は確立していません。断酒するには、欲求をコントロールして、欲求が無くなるのを待つしかありません。
 
 
アルコール依存症の本には一生やめ続けると書いてありますが、何年か経てばほとんどなくなります。カウンセリングの2ヵ月後には、飲酒欲求が来てもすぐに毒だと切り替えられます。我慢の断酒ではなくて、幸福になるための断酒だから、欲求を断つことができるのです。
 
 
アルコールが飲みたい=不幸になりたい、断酒=幸福です。
 
 
「 自分は意志が弱い人間だ 」 それは違います。アルコールを飲んでいるから意志が弱くなり、不幸な気持ちになってまた飲んでしまうのです。一旦アルコールを切って、欲求をコントロールすれば断酒は簡単です。 アルコールをやめるという意識では断酒できません。
 
 
やめるものではなく、絶対に飲んではいけない依存性の高い毒薬です。覚醒剤と同じで、致死量がある薬物です。もちろん、今はやめられないから飲んでいます。たった一人で毒薬だと言っても断酒はできないでしょう。
 
 
カウンセリングを行い、時間を掛けて、飲みたいと思ったとき、毒薬だとすぐに切り替えられるように訓練していきます。毒だと認識できれば、飲むことはないし、飲酒欲求もいつの間にか無くなるでしょう。
 
 
人によってその時期はことなりますが、間違っても毒薬は飲まないです。頑張って断酒して料金まで払い、毒薬をまた飲んでしまう人はいません。飲んでいるときは、アルコールがやめられないという恐怖感が、襲ってきて断酒が難しくなり、飲んでいないときは、呑みたいという苦しみが襲ってくるのです。
 
 
やめられない理由は、飲んでいないときの精神的な不安や寂しさでしょう。苦しみから解放されると思ってしまうのです。ご自身で断酒すると、飲みたくなってしまいますが、カウンセリングを受けて断酒すると、時間が経つほど、飲んではいけない有毒なものだと認識できます。
 
 
50日後には目が覚めるでしょう。欲求は無くなりませんが、すぐに毒だと認識できて飲みたくなくなります。欲求が起きる度に消していき、最後はアルコールの欲求自体がほとんどなくなっていくという仕組みです。
 
病院では、薬を渡されるだけで、欲求のコントロールの仕方までは教えてくれません。やめ続けるものだと言われますが、これでは一生苦しみ続けるものだと聞こえてしまいます。 断酒はやめ続けるものではなく、毒だと認識して、一刀両断するものです。
 
 
欲求のコントロールの仕方は、断酒をしていく上で、自分なりに考え、学んで、答えを出さなければならないのです。毒だと認識するだけですが、時間が必要です。
 
 
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