2019/4/14

お酒を飲む習慣が多い方へ

 
 
 多くの人が戦っているアルコール依存症は、誰もがなりえる病気です。日本での患者数は約80万人ほどと言われ、予備軍を含めると約440万人にも登るのです。習慣的にお酒を飲んでいる人は、特に注意しなければいけません。毎日少しずつ量が増えてやめられなくなります。アルコールは薬物であり飲んではいけない有毒な飲み物です。
 
水分も栄養分も全て吸い取られ残っているのは、有毒物質と精神的な不安と体調不良、だけです。その精神的な不安と体調不良をごまかすために飲んでしまう。依存性が高い合法ドラッグです。アルコールは、何人もの人類が犠牲になっています。適度な飲酒は血行を良くし、健康にも良いと言われていますが毒性が強くその効果はほとんどありません。飲んだ方が不健康になると実証されています。
 
 
長期の飲酒が原因で、アルコール依存症を発症しかねないのです。症状としては、手元にお酒がないと落ち着かない・飲んだらやめられない・人に迷惑をかけてしまうなどが代表的です。飲まないと離脱症状と言われる禁断症状も出てきます。手の震えや幻覚・幻聴なども表れてくるのです。幻覚幻聴は、アルコールを飲んで眠れなくなることから起きる現象です。睡眠作用はありますが、飲みすぎると覚醒作用が働きます。いきなり断酒して眠れないという理由で、飲んでしまうこともあるでしょう。ひどくなると肝炎や脂肪肝、消化器系の癌の原因など、身体的なダメージも出てくるでしょう。しかしどんな禁断症状が表れても2週間で収まるので心配はいりません。
 
 
 
アルコール依存症の人は、自分自覚できない場合が多いです。指摘されても認めないため、否認病などとも言われています。治すには断酒が絶対になります。お酒を一定期間控える禁酒ではなく、きっぱりと断酒をすることが大切なのです。断酒は一人ではなかなか難しく、アルコール依存症の治療には医師や家族の協力が必要です。早く治療すればそれだけ回復も早くなるので、きちんと対策を取ることを一番に考えましょう。