2022/8/31

お酒をやめるための知識

　お酒をやめるには、気合いや根性、我慢は元より知識が必要です。精神力でアルコールには勝てません。

　しかしそれは、アルコール依存症で苦しんでいる患者一人で我慢することと考えてしまうからです。お酒をやめることを可能にするには、まず考え方を変えることがなければ不可能でしょう。

　アルコールというものは薬物であり、やめられなくなるのは当然なのです。薬物の治療は、今はどう思うのか考えてみることが重要です。今の生活が苦しいのなら、楽になるためにはどうすればいいのか？お酒を飲むことは確かに楽ですが、元をただせばそのお酒、その薬物であるアルコールが苦しみの原因なのです。

　お酒をやめることは確かに苦しいですが、しかし薬物は薬物。飲まない方が楽になってくるのです。

　　目標を決めて楽になるのを待つことです。

　お酒の量を減らすと今よりもさらにお酒に対する渇望感が強くなって来ますが、ただ「それが苦しみの原因だと」肌で感じてきます。そこで断酒を開始するのです。苦しいのは最初の３日だけです。それを過ぎれば必ず楽になって来ます。お酒を減らした苦しみからどんどん解放されて来て「飲まない方が楽だ」と認識して薬物の洗脳から目を覚ますイメージです。3ヶ月で飲酒欲求はほとんど無くなります。カウンセリングを受けていなければ20年苦しいままです。いや、お酒をやめることはできないでしょう。