2019/4/19
|
|
スリップしても断酒できる方法 |
|
アルコール依存症のつらいところは、自分ではアルコールを止めようと思っているにもかかわらず、それが出来ず、ついつい日課のようにアルコールを飲んでしまうということにあります。 身体に悪いことを理解しているし、家庭生活や経済的にも良いことではない、なによりも飲んだ後に自己嫌悪に陥ってしまうような状態になっているにもかかわらず、それでもアルコールを止めることが出来ないのがアルコール依存症の特徴なのです。 数日だけ禁酒をしてみて、体調が少し良くなったと感じるようになっても、完全に断酒が出来ていない限り、ちょっとしたきっかけで再びアルコールを飲み続けてしまう状況に戻ってしまうのです。 身体的にも精神的にも依存している状況なので、たとえ数年間断酒が出来ていたとしても、立った一滴のアルコールを飲んだだけで、以前の状態にすぐに戻ってしまうのがこの病気の怖い所です。 一滴でも飲むとまたもとに戻ってしまう理由は、目標を決めないで生涯断酒しようとして苦しくなって飲みたくなってしまい飲んでしまったショックで連続飲酒になっているだけです。ゴールがないマラソンをやるのは無謀というものです。 誰でも必ず休憩したくなります。アルコールで悩んでいる人にとっての休憩は飲酒ということになり苦しい時に飲んでしまえば連続で飲酒してしまうのは当たり前です。ゴールがないから2週間で飲んでしまうのです。 目標が1年ならどうでしょう? 無理ですか?もちろんいきなり1年断酒とは言いません。まずは1週間、次は2週間と断酒している期間を引き延ばしていくのです。1年経てば欲求はほとんどなくなり断酒の継続は簡単になります。 カウンセリングを受けていれば失敗しても大丈夫です。10日以上断酒できていれば少し飲んだくらいでは継続できます。50日という期間を設けてありますが、飲んでしまったときは延長するだけです。アルコールやめるだけです。 何も恐れることはありません。アルコールをやめたい毒だとわかっていれば十分断酒できます。 |
|