2019/4/20

一定の期間だけお酒をやめる断酒方法

 

 

近頃、若い女性を中心にアルコール依存症が急増しているといわれています。そもそもアルコール依存症とは、自分でお酒の飲み方をコントロールできなくなる状態のことです。

 

若い女性は仕事や人間関係に伴うストレスをアルコールで解消することが多く、アルコール依存症になるケースが増えています。アルコール依存症で一番怖いことは、体内のアルコール量が減った時に起こる離脱症状です。

 

例えば、に手が震える、イライラ、不安、睡眠障害などの症状が起こるのです。離脱症状はアルコールを摂取すると一時的に治まるため、再びお酒を大量に飲んでしまうという悪循環に陥りやすくなります。

 

アルコール依存症がさらに進むとうつ状態や幻視や幻聴、記憶障害が起こり、日常生活にも大きな支障をきたします。その他にも、長期にわたる飲酒によってアルコール性脂肪肝、アルコール性肝炎など様々な肝機能障害が起こることも恐ろしいことです。

体に悪い上に普通の生活を送れなくなるので、アルコール依存症は早期に治療を受ける必要があります。有効な治療方法は、一定の期間だけお酒をやめるイメージでカウンセリングを行っております。

一生涯断酒と考えていては、2週間ほどしかもちません。一年やめてみて飲みたくなることはありますが、1年やめているので自信が付き飲まないでいることができます。一定の期間だけお酒をやめることで断酒の継続が行いやすくなります。

 

一滴でもアルコールを摂取すると離脱症状が再燃するので、それを抑えるために飲酒量が増えてしまうからです。一滴飲んだだけで再飲酒してしまう理由は、目標がないからです。一旦アルコールをやめて、またアルコールが入って来た時、頭が覚醒してこれは美味いもの、元気になるものと錯覚します。それと同時に飲んでしまったショック、数時間ごには罪悪感が生まれ、自分の意志の弱さを痛感してしまい、それを隠すためにまた飲んでしまうのです。

アルコールに負けてしまうショックでまた飲んでしまいます。アルコールには勝てないものと認識して、少しずつ飲む機会を減らしていくイメージでいいのです。意志が強い人ほどショックが大きくなります。もちろん毎晩飲んでいれば機会を減らすことはできないので減らすのが手段で、目的は断酒になります。助走をつけて飛び出すイメージです。

 

目標を決めていればたとえ失敗しても、その期間だけ延長すればいいのです。目標まで頑張ってみようと思うことができれば断酒は可能です。最初は短期間で1年断酒できれば飲むことはないでしょう。

いずれにしても、一人の力では治療は難しいので、家族など周りがサポートしながら治療を続けることが大事といえます。

 

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