2019/4/20

メールで断酒カウンセリング

 
 
 
断酒のカウンセリングには色々なタイプがあると思いますが、メールや電話のみで行います。アルコール依存症の最も怖いところは、自分で依存症になっていることに気付きにくいところです。実は患者の大半はもともと自分は大丈夫と思っており、そのおかげで治療が遅れたり飲酒量の感覚がマヒしたりします。
 
 
そしてようやくおかしいなと気付いたときには、簡単に禁酒できないような身体になっているわけです。
 
もちろん依存症と名が付くだけあり、体内からアルコールが減ると離脱症状が出ます。主にはイライラや不安、手足の違和感などが挙がり、薬物の離脱症状とほぼ変わりません。しかも暴力や幻聴が目立つ人もいるため、こうなってくるとあらゆる人間関係にも影響は出てしまうでしょう。
 
決して軽んじてはいけない、立派な病気の一種なのです。
 
 
以上のことから、アルコール依存症になる前に減酒の習慣を付けておかなければなりません。もしも既に依存症が疑われるなら、完全断酒を行う必要があります。ちょっとだけならいいかなというのは、全く通用しません。
 

断酒の方法は医師に相談して決めるべきですが、一方で施設に入所する選択肢もあります。特に最近ではギャンブルなどを含めあらゆる依存症患者を集めた、グループによる自助会が全国にできています。悩みを共有し合って患者同士で助け合う、そのような治療法も効果的ですので、孤独に悩んでいる人は助けになるはずです。