2019/4/21
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女性がアルコール依存症になる期間 |
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アルコール依存症と聞くと、酒癖が悪い人、意志の弱い人がなるものだと思っている人もいるかもしれませんが、実はお酒を飲む人であれば、だれもが発病する可能性がある病気です。 長期間にわたって大量のお酒を飲みつけることで、アルコールに対する精神的、身体的な依存が形成されることになります。ここまで来るとどうしてもお酒を飲まずにはいられなくなってしまい、時と場所を考えることなくお酒を求め、飲酒を行うために様々なトラブルにつながることもあります。 アルコール依存症が進行した場合には、アルコールが体内からぬけたときに禁断症状があらわれることになります。それを抑えるために、さらにアルコールを飲むにことなり、全身がアルコールに支配されることになり、社会生活を送ることが難しくなります。 アルコール依存症と診断された場合には、一番大切なことは断酒をすることであり、多くの場合には一生断酒をしなければなりません。断酒や禁酒はかなり自分の意思が必要になるものであり、治療も難しくなります。 おいしいはずのお酒も楽しめなくなってしまうので、自分がどんなお酒の飲み方をしているのかを、日々客観的に見つめ直すことが大切です。 お酒は、百薬の長とも万病のもといわれ適量の飲酒は健康に良いと言われていますが飲み始めたらやめられなくといった状態に陥る人もいます。最近では、女性のアルコール依存症の方も多く女性がアルコール依存症になるまでの期間は男性の半分の期間と言われています。 また、アルコール依存症に掛かった人は、病気を認めたがらない傾向にあります。いったんお酒を断酒できたとしても、その後一度でも飲酒すると元の状態に戻ってしまうのがほとんどです。強い気持ちで禁酒するという意思が必要です。 治療法としてアルコール依存症を治すのには、家族をはじめ周囲の人のサポートが大切です。アルコール依存症の早期の場合は回復も早いです。アルコール依存症に掛かった場合、入院での治療も可能ですが個人精神療法や集団精神療法といった治療で本人に飲酒問題の現実を認めさせ断酒の決断をさせる治療法もあります。 |
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