2019/4/25

アルコール依存に対する知識

 
 
 
我が国では500万人ほどがアルコール依存症である疑いがあるようです。アルコール依存症は身近な病気と言っても過言ではありません。実に50人1人の割合と推定されています。アルコール依存症になってしまうと生活さえもおぼつかなくなり、悪影響は家族や仕事にさえも及び他の人にさえ迷惑になってしまいます。
 
 
アルコールに対する考え方は、だらしがないとか、意志が弱いとされていて専門家に相談することが遅れることはよくあります。返って悪影響を及ぼします。恥ずかしくて相談できないのが苦しいところです。
 
家族が面倒見過ぎてていてそれに甘えてしまうことがよくあり、それが原因で益々ひどくなることが多いのです。もちろん本人はやめたいと思っていますが、やめられないことがショックで、また飲んでしまうのです。
 
 
アルコール依存症は、本人だけでなく、周りにも経済的な問題にも波及してきます。アルコール依存症は、治療が難しいと思いがちですが決してそうではありません。もちろん何もしないで手をこまねいていても進展することはないので、相談することが最も大切です。
 
アルコール依存症は、専門家の力を借りなければやめられない病気です。この断酒プロジェクトで断酒に成功されましたら幸いです。
 
 
家族が相談することも治療のきっかけになります。問題は閉じ込めようとせず、相談することから全て始まります。アルコールに対する欲求は、覚せい剤と同じくらいの強い欲求があるのです。家族だけで治療することは困難です。全国各地に相談窓口があります。
 
早く相談した方が回復はより早く確実になります。家族や本人、専門家と連帯しながら断酒していき、仕事や趣味、生き甲斐など楽しみを見つけるとより効果的です。
 
相談する内容は、本人の健康面、飲酒時に起きたことや酒癖、仕事、人間関係、日常生活、経済面です。その内容によってカウンセリングを行います。