2019/4/26

アルコール依存症者の日常生活

 
 
アルコールを飲むことは体に与えるダメージは大きく、常に病気になるリスクにさらされています。肝臓や血管、心臓に負担が掛かり、大酒飲みとアルコール依存症の違いは、飲酒の欲求を抑えることができるかどうかです。もちろん毎日お酒を飲んでいれば欲求をコントロールできていることになりません。
 
ブラックアウトが多くなって来たら、アルコール依存症の疑いがあります。いつでもやめられるならアルコール依存症ではありません。
 
 
 
定年を迎えてからアルコール依存症になってしまうケースもあります。40年以上も緊張した生活を送り、一気に解放されて飲む量が増えて行く場合です。朝から飲んでしまうようになり、飲酒をコントロールできなくなってしまうのです。
 
女性のアルコール依存症も増えています。夫と上手くいかず、毎日口論したり、子供ともぶつかり合い、姑とも上手くいかず、仕事でのトラブル、友人関係のトラブル、生活の困窮など、毎日ストレスが溜まると、アルコールの力を借りて、眠るように毎日飲酒してしまいます。アルコールに強くなっていき、記憶が無くなるまで飲んでしまうこともあるようになるのです。
 
若い女性は、過度なダイエットにより、摂食障害をひき起こし、ストレスやうつになり、自宅で大量に飲むようになり、アルコールから抜け出せない状態になることがあります。
 
会社の社長もアルコール依存症に陥りやすいと言えるでしょう。人脈を広げるために毎日接待だ酒を飲むようになり、昼から出勤しても誰にも咎められず、強い離脱症状が起こり、アルコールを止められなくなってしまうのです。
 
 
そのアルコールのストレスと生活のストレスをアルコールで解消するようになり、悪循環に陥ります。女性の場合は完璧主義の人が、アルコール依存症になりやすく、アルコール依存症だと認めたくなかったり、恥ずかしさもあるので相談する時間が遅れることがあります。
 
 
早期に治療しなければ回復することが難しくなります。女性の方が致死量が少ないので、男性よりも重症化しやすいので特に注意が必要です。男性も女性も関係なく、アルコールは有毒なのです。