2019/5/6

断酒は家族のサポートが必要です。

 
 
 
お酒を止めようと決めても長続きせず、結局は再び飲んでしまうのは珍しくありません。断酒が続かない人は意志が弱いと思われがちですが、実際は体が飲酒慣れてしまったことが大きな原因です。
 
アルコールを飲むことに慣れた状態でいきなり断酒すると心身に大きな負担がかかります。そのため、最初のうちはなんとか我慢が出来ても次第に不快感が募り、遂には飲酒を再開してしまいます。また、家族と同居している人よりも一人暮らしの人が断酒を失敗しやすいのも大きな特徴です。
 
断酒は非常に苦しい行為でもあるので、励ましてくれる人が身近にいるかいないかで成功率が大きく変わります。そのため、断酒をサポートしてくれる親族がいない、一人暮らしの人は失敗しやすい傾向があります。
 

断酒に失敗しないためにはいきなり大きな目標を立てるのではなく、少しずつアルコールがない状態に体を慣れさせることを意識するのが大切です。これから二度とお酒を飲まないと力むのではなく、今日から明日の同じ時間まではアルコールには近づかないと小さな目標を達成することから始めるのが効果的な方法になります。
 
 
徐々に目標のレベルを上げるようにすることで、断酒による心身の不調を緩和させることが可能です。また、断酒と併せて適度な運動を習慣にするのも成功率を上げるコツになります。運動によって新陳代謝が活発になり、体内の老廃物が排出されることで体質が変わるためです。
 
 
体質が変わるとタバコやアルコールの匂いや味に強い嫌悪感を覚えるようになるので、自然に断酒の状態が当たり前になります。一人暮らしで断酒のアドバイスをしてくれる親族がいない人にとって運動による体質の改善は、断酒や禁酒を成功させるのに最も効果的な断酒方法と言えます。  
 
        断酒のカウンセリング