2019/5/29

禁酒断酒を行うと精神的に不安になってしまう理由

 
 
 
お酒を飲むことによって不安を解消し、幸福感を得ることができます。これが薬物というものです。お酒を飲むことで不安がまして来て、さらに飲んでしまい、苦しくなります。この苦しみを解放させてくれると勘違いして、百薬の長と言ってしまうのです。
 
 
脳内で分泌されるセロトニンというホルモンは、別名「幸福ホルモン」とも呼ばれており、日常生活における幸福感と関係が深いとされています。

アルコールを摂取すると、セロトニンの抑制作用により、脳内のセロトニンが減少し、長期的には幸福感を低減させるという主張があります。
 


脳内のセロトニンが減少すると、気分が落ち込み、鬱のような状態になります。この状態がさらに進むと、うつ病のような重い状態にまでなりかねません。

アルコールに依存している人は、不安感や気分の落ち込みからアルコールに頼ってしまい、その結果、さらに不安感が増幅されるという悪循環に陥っていると言えるでしょう。

 
 
禁酒や断酒を行うと、一時的に気分が落ち込む、断酒鬱になるケースがあるのも、アルコールによるセロトニン減少の影響が大きいと言えるでしょう。

ですので、アルコールをやめる場合、断酒鬱についての対策も準備しておく必要があります。セロトニンが分泌されやすい行動や習慣を積極的に推進していくのが有効です。

 
脳内のセロトニン分泌を促すには、朝方の日光を浴びたり、リズミカルな運動をしたり、ガムを噛んだりするのが良いとされています。ふさいだ気分が晴れる行動や習慣を探して、行うと良いでしょう。

当サイトでは、アルコールをやめたい人向けに断酒カウンセリングを行っております。お酒をやめたときに生じる身体的・精神的症状への対処などもアドバイスいたしますので、独力での解決が難しい場合はご相談ください。