2019/5/29

高齢者、女性のアルコール依存症
 
 
アルコール依存症は年齢・性別問わず発症する可能性があります。そのため、アルコールを摂取する方は誰しも依存症になっていないかどうか注意する必要がありますが、年齢・性別によってはよりアルコール依存症になりやすい場合もあります。

 
 
近年、急増しているのは高齢者と若い女性です。この2つの層は対象的ですが、他の性別・年齢層の方よりもアルコール依存症になりやすいと考えられます。

 
なぜ高齢者がアルコール依存症になりやすいかというと、定年後に時間をもてあましたり、孤独感やパートナーとの死別などで精神的に不安定になることによって定年前よりもお酒をよく飲むようになるというパターンが多いです。また若い頃よりも体が強くないため、アルコールの影響を受けやすい点も高齢者のアルコール依存症を増やしています。

 
 
若い女性はストレスが原因でアルコール依存症になるケースが多いです。特にお酒を飲み始められる20歳からお酒にハマり、30代でアルコール依存症を発症するケースも増えています。アルコール依存症はお酒を始めてからある程度期間を経てから発症することが多いため、20代で発症するケースは稀です。

 
 
また女性は男性と比べて体が小さく、高齢者と同様にアルコールの影響を受けやすいという点もアルコール依存症になる方が増えている理由です。

このように高齢者も若い女性も精神的なことが原因でアルコール依存症になるケースが多いことがわかります。そのため、アルコール依存症の対策をするには、単に断酒・禁酒すればいいというものではなく、日ごろのストレスや不安を解消することも考慮しなければいけません。

断酒プロジェクトでは断酒のカウンセリングを行っています。一人ではやめられなかったとしても、カウンセリングでならやめられる可能性があるので、本気でやめたい方はご相談ください。