2019/5/29

重度のアルコール依存症の場合
アルコール依存症の依存症状は様々です。

まずあげられるのはお酒への渇望です。理性的に考えれば、飲酒が不適切な状況でも、お酒が飲みたくて仕方がなくなる心理状態になります。

それからその渇望を我慢できず、行動に移してしまうこともアルコール依存症の依存症状です。これはコントロール障害といい、思っていたよりも長く、または多くの量を飲んでしまうケースが多いです。

コントロール障害のやっかいなところは断酒をして長くお酒を飲まなかったとしても、再び飲んだ時に再発してしまうことです。そのため、一度アルコール依存症になってしまった方は生涯お酒を断つことが重要になります。

他のアルコール依存症の依存症状には、離脱症状があげられます。いわゆる禁断症状といわれるもので、中枢神経とアルコールが密接に結びついていることの表れともいえます。

離脱症状はアルコール依存症の程度によって起こるものが違います。軽度から中度の場合、発汗や吐き気、下痢、寒気といった風邪に近い症状、他にも手のふるえ、動悸、高血圧といった自律神経の症状が起こります。

またうつや睡眠障害、不安、イライラといった精神症状も起こります。

重度のアルコール依存症の場合、禁酒直後にけいれん発作が起き、その後、意識障害、幻覚、幻聴が起こることもあります。

依存症状を抑えるにはお酒へ依存しないようにするしかありません。それには禁酒・断酒しか方法はないです。

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