2019/6/6
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アルコール依存症の相談できるところは都道府県にある精神保健福祉センター |
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アルコール問題は周囲の理解が得られにくく、本人にとっても認めたくない問題のため、誰かに相談しようにも適切な相談先を見つけることはなかなか難しいです。しかし、独力で禁酒しようと思っても、依存症という病気ですので意志で制御することが難しく、回復するには理解ある人のサポートを得て断酒するしかありません。そこで、アルコールに関する問題を相談するのに適切な相談先をいくつか紹介しましょう。 まずは各都道府県にある精神保健福祉センターです。アルコールに起因する問題を相談できる窓口が設けられています。アルコール依存症者本人のための治療回復プログラムを行っているところもありますし、家族のための家族会や教育プログラムなどを提供しているところもあります。また、適切な医療機関や断酒会など自助グループの情報を得るのに最適です。 保健所でもアルコール問題に関する相談を受け付けているところがあります。医療機関や福祉施設など関係各所との連携も進んでいるようですので、近くに相談先がみつかならない場合は問い合わせてみるとよいでしょう。 依存が進み治療が必要な状態になった時は専門の医療機関にかかることが先決です。ただし、精神科や心療内科のある病院ならどこでもアルコール問題を扱っているわけではありません。先に挙げた精神保健福祉センターや保健所で適切な病院を紹介してもらいましょう。 ほかにも断酒会やAA(アルコホーリクス・アノニマス)など各地に依存症者のための自助グループがあります。依存症から回復するには、こうしたグループでお互いの体験を話し合い、仲間とともに断酒を続けるのがいちばんですが、初めてでは敷居が高く感じるかもしれません。そういう場合は当方のように秘密厳守でカウンセリングできるところを検討しましょう。大切なのは一人で問題を抱え込まないことです。 |
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