2019/6/6
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禁酒・断酒を成功させるには孤立しないことが大切 |
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アルコール依存症を克服するために、最も大切なことが孤立しないことです。正直にアルコール問題について語れる場所があることは、依存症から回復するうえで欠かせません。たとえば、ダメだと思っていたのにまた際限なく飲んでしまった時など、それを正直に打ち明けることができて、そのことを叱られたり責められたりしない安全な場所が必要なのです。 そういう依存症患者にとって安全な場所の代表が自助グループです。アルコール問題に関しては断酒会やAAがあります。同じ問題を抱えた人たちが集まり、自分の過ちや体験を共有してともに回復を目指します。 こうしたグループは全国各地にあるので、きっと自宅から通いやすいところにもあるでしょう。気になったらネットで検索してみてください。また、専門の医療機関でももちろん相談を受け付けています。本人が行きたくない場合は家族だけでも大丈夫です。さらに、当方のような民間のカウンセリングもあります。 人に会うのがきつい時は電話でも大丈夫です。電話で話をすることもつらい場合は、メールで悩みを相談することもできます。とにかく大切なのは、問題を当事者だけで抱え込まないことであり、誰かに正直な気持ちを打ち明けることです。 何度も禁酒に失敗してきたのに、話をするだけでお酒をやめることができるのかと疑問に思うかもしれません。しかし、正直な気持ちを自分の言葉で何度も紡いでいくうちに、自分にとって何が問題なのかが徐々に見えてくるものです。 なぜアルコールに頼らなければならないのか、なぜ家族はアルコール依存に陥ったのかが見えてくると、どうすれば断酒を続けることができるのかが少しずつわかるようになってきます。また、同じ悩みを抱える人の話を聞くことも貴重な経験です。とにかく、本音を語り合うことのできる場所を確保することが回復には欠かせません。 |
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