2019/6/10

断酒を継続していく方法

 
 
 
 
アルコール依存症は怖いと分かってはいても、飲酒の習慣から抜け出すというのは容易なことではありません。
 
では、断酒期間を継続させるためにはどんなポイントを注意しておくと良いのでしょうか。

1つ目は「離脱症状は必ず軽くなることを忘れない」という点です。
 
体が震えたり、不眠になったりといった離脱症状が顕著に見られるのは多くの場合1週間程度で、その期間を過ぎると徐々に軽くなっていきます。
 
「一生この症状に悩まされるのではないか」と不安な気持ちになることは珍しくありません。
 
とはいえ、それはすべて脳のアルコールに対するセンサーが正常になる過程であり、無事にその期間を乗り切ることができれば大きな解放感や満足感を得られる、ということを覚えておくのはとても大切です。

2つ目は「周囲に断酒・禁酒のことを伝える」という点です。
 
 
 
 
 
 
これまで他の人に自分の状況を前もって伝えておくことで、禁酒や断酒するためのサポートを受けやすくなります。
 
特に、離脱症状が出ている期間は、お酒に手を伸ばしてしまわないために周囲からのサポートが不可欠です。
 
また、働いている人であれば、職場の同僚にも情報を共有しておくのは賢明です。そうすることで、接待や飲み会などスリップのリスクが高くなる場面を避けやすくなるでしょう。

「アルコール依存症を治したいけれど、どこから始めたら良いのか分からない」という人は、カウンセラーなど専門家のアドバイスを求めるようにしましょう。
 
数多くの成功した実例に基づいて、離脱症状が現れる期間の上手な過ごし方や、断酒を成功させる上で役立つメンタリティーなどを分かりやすく教えてくれるはずです。