2019/6/10

断酒のカウンセリング

 お酒を飲めないと宣告

  
 
 
アルコール依存症の怖いところは、お酒がやめられず健康を害してしまうようになってしまうことです。
 
それと、禁酒や断酒をずっと続けなければいけない点です。体重が増えていたけどダイエットしたのでまた好きなものを食べられる、このような風にはいきません。
 
どうして禁酒や断酒を続けないといけないか、それは脳内にお酒を飲んだ時の状態が記録されるからです。
 
お酒の量をコントロールできずに数々の問題を引き起こすのは脳内に問題のある回路ができあがるからで、この回路は禁酒や断酒によってなくなるわけではありません。
 
すでにできてしまった回路は残り続けるため、たとえ10年でも20年とお酒を断っても、再びお酒を飲めばその回路が働き始めます。
 


できた回路をどうにかすることは現代の医学では不可能なので、アルコール依存症の診断を受けた患者さんはお酒を全く飲まないことで対処するしかないのです。
 
 
ただ、アルコール依存症の患者さんは、このずっとお酒を飲めないという点に絶望されるケースが非常に多く、これが治療を難しくしています。
 
 
お酒を飲めないと宣告されたにも関わらず、それを受け入れることができなくて治療が遅れるというのはよくある話です。
 
 
 
しかし、アルコール依存症になってしまえば回路は元には戻らないため、一刻も早く禁酒や断酒をすることが重要です。
 


どうしてもお酒を断つことを納得できない、受け入れられない場合は、ぜひカウンセリングを利用してください。
 
カウンセリングは日本だけではなく世界中で行われているアルコール依存症へのアプローチであり、治療の選択肢の1つです。
 
 
 
どこのカウンセリングを受けるかは非常に重要なポイントですが、当サイトの方でも禁酒や断酒のためのカウンセリングを手がけておりますので、くわしくチェックしてください。