2019/12/29

隠れてお酒を飲んでしまう人

 

 家族に酒を止められているのに飲んでしまう

 
 
家族に心配されて強制的に止められている方は隠れて飲んでしまいます。アルコールによって家庭の崩壊や仕事も失ってしまうでしょう。
 
強く言われると自分はアルコール依存症じゃないと言ってしまい、量を減らしてもまたもとに戻ってしまいます。頭にアルコールが浸み込んでいるので夜になれば強烈な飲酒欲求に襲われてきます。少ない量では全く足りず、ずっと飲みたい気持ちに悩まされて、最終的に昼間から飲みたくなり、最後はアルコール依存症になってしまうのです。
 
2週間断酒できても、仕事のストレスや失敗などにより飲んでしまいます。家族には断酒していると言ったものの飲んでしまったと言えずに、隠れて飲んでしまいます。人は禁止されていることをやりたがる傾向にあり、ダメだと言われると返ってそのストレスから飲みたくなります。
 
やっと落ちついたこれで元気になれると思った途端に罪悪感にかられもう二度と飲まないと自分自身に誓っても、飲まなければ飲まないほど酒が飲みたくなり、さらに量が増えて逆にやめられなくなるのです。
 
最後には家族にばれてしまいまた強い罪悪感と強い飲酒欲求が出て来て自分は意志が弱くてダメな人間とレッテルを自分自身で張ってしまいます。もちろんお酒がやめられない弱い人間ではなく、お酒を飲んでいるから精神的に弱くなってしまっているのです。
 
お酒を飲んでいると自分自身が精神的に強いときか弱いときかわからないのです。アルコール依存症ではない人も精神的に弱くなりますが、時間が経てば回復してくるのですが、お酒を飲まなければ回復できないのです。
 
お酒を飲んだときしか正常に判断できず、最後はお酒を飲んでいても正常な判断ができなくなってしまいます。
 
お酒を飲めば飲むほど家庭や仕事関係に溝が深まっていき、隠れて飲んでしまい、もっとアルコール依存症が強くなっていきます。
 
隠れて飲むのではなく、真剣にアルコールと向き合い、病気だと認識して、カミングアウトして断酒に取り組むことが最優先です。