2020/1/3

お酒の量をコントロールできない方のメンタルトレーニング

  アルコール依存症になってしまう過程

 
 
 
 
アルコールには、依存性の物質が入っており、お酒を飲むと、脳からドーパミン(快感)、ノルアドレナリン(興奮)、セロトニン(抗不安効果)などの化学物質を過剰に分泌させます。これによりお酒を飲むと、陶酔感や快感が得られます。
 
毎日の多量の飲酒により、アルコールが無くなると強烈な欲求を感じるようになり、お酒をやめられなくなります。アルコールによる身体的な依存状態になり、覚せい剤や麻薬と同様にアルコール中毒となります。
 

アルコール依存症になってしまうと飲みたいから飲んでいるのではなく、お酒に操られた状態になります。

アルコールという罠は誰にでも陥る可能性があるのです。20歳になってからという感じで大人になったらどんなに不味くても、飲み続けて耐性が付き、いつの間にかやめられなくなるのです。

そして自分はアルコール依存症ではないと言い張りより重度のアルコール依存症へと進行していきます。

 

 習慣飲酒

 

 

アルコール依存症は、昼間から飲んでしまうことを言うのではありません。毎日飲んでしまうだけでもアルコール依存症になってしまうのです。必ず量が増えて行きます。お酒を飲む理由は酔うためです。どんなに飲んでも酔わなくなり、酔う頃には記憶を無くすほど飲んでしまうようになるのです。

アルコールがストレス解消になると勘違いしてしまう。または、お酒が飲めるとかっこいいとされてきた。付き合いが良いとされてきました。飲むほど尊敬されてきます。

 お酒がやめらない人はアルコール依存症です。お酒がやめられないのは意志が弱いからではありません。自分がアルコール依存症だと認識することが断酒するための環境作りです。

お酒を自力でやめられる人と、やめられない人は個人差があります。多量に飲んでいてもアルコール依存症にならない人は、精神的依存が低い人と言えます。

ストレス解消になるから毎日飲んでいる人がいますが、これはストレス解消ではなく現実逃避です。頭の神経が麻痺しているだけでストレス解消ではありません。夜も眠れず余計にストレスや疲れがたまり毎日飲まないと生活できなくなってしまうのです。

習慣性の飲酒といい、夜になるとお酒を飲むとルーティンになってしまい、量に関係なく依存ということになります。アルコール依存症になりやすいパターンです。

 

 お酒をやめるための瞑想

 

お酒をやめるには瞑想することが大事です。いわゆるメンタルトレーニングです。

床に座り、目をとじて呼吸をゆっくり整えて、気持ちを落ち着けるように、意識を集中して、リラックスしていくということ。

瞑想には、断酒による幸福感が増し、健康だと認識できて、お酒の欲求をコントロールできるようになります。

    断酒のカウンセリングを行っております。