2020/1/8

お酒の量を減らしてから断酒する方法

 

 お酒をやめるためのアドバイス

  

アルコール依存症を克服することは、不可能にさえ感じるかもしれません。

 

しかし、そうではありません。断酒が難しいと感じるのは思い込みによるものが大きく、完璧な飲酒をやめる準備ができていれば問題はありません。

一人で断酒することは難しいですが、必要なサポートを喜んで受けられるなら、飲酒量や無力感に関係なく、アルコール依存症やアルコール乱用から回復できます。

 

そして、もちろんあなたは、底に突き当たるまでお酒を飲み続ける必要はありません。アルコール依存症の場合は、徐々に減らしてからアルコールを完全に止めるのが最善です。

節酒をしても本人がやめられないと訴えているなら断酒に踏み切るのが得策でしょう。アドバイスがあれば確実にやめることでできます。

 

重度のアルコール依存症の場合、突然アルコールを止めると、離脱症状が強くでてしまい深刻なダメージを与える場合があります。それにお酒に対する未練も強く残ってしまいます。

だから、徐々に減らしてからやめるのが最善です。

 

また、肝臓障害(肝硬変)など、アルコールに起因する症状がある場合は、アルコールを完全にシャットアウトすることが大事です。

 

 アルコール依存症の離脱症状

 

アルコール離脱症状は、3つの異なる段階で発生することが知られています。

  1. 軽度の場合の離脱症状は、頭痛、軽度の震え、吐き気、最後の飲酒から6〜12時間後から始まります。

  2. 中程度の離脱症状は、嘔吐、発汗、錯乱、発熱など、12〜24時間以内に発生する可能性があります。

  3. 重度の離脱症状は、お酒をやめてから48〜96時間後にこれらの症状(せん妄)を感じ始めます。

 

離脱中の一部のアルコール依存症患者は、せん妄と呼ばれる特に危険な一連の症状を経験する可能性があります。

せん妄は潜在的に致命的な医学的緊急事態であり、最も一般的には、数ヶ月または数年にわたって毎日過剰に飲んでいる人に発生します。

調査によると、毎年アルコール依存症の治療が必要な患者数の中では5%が、アルコール離脱性せん妄としても知られるせん妄を経験しています。

お酒をやめるには専門家のアドバイスが必要です。