2020/1/11

断酒するには本人の意志が必要

 

 断酒するには長期的なアフターフォローが必要

 
 
 
厚生労働省のホームページによると、アルコール依存症の疑いがある人は440万人で、その中でも要治療となる患者は80万人いるとの調査があります。
 
それだけ身近で、誰でもなり得る可能性があることが分かります。お酒がやめられなくなる可能性は誰でもあるのです。
 
飲みにケーションといった造語もあるように、コミュニケーションの1つとしてもお酒は利用されて来ましたが、それはアルコール依存症になるための入口になってしまっているのです。
 
嫌な上司と飲むことで何のメリットがあるのでしょうか?返ってストレスが溜まり、どんなに飲んでも酔うことが無くなってしまうのです。
 
飲み方を間違えてしまうと飲まれてしまう。デメリットしかない毒薬です。
 
お酒が好きな方やお酒を飲む機会が多い方などは特に、飲酒のリスクを理解するようにしましょう。

よく見てください。みんな浴びるようには飲んでいません。飲んだふりをしているのです。これ以上飲んだらだめだと分かっています。
 
真面目な方ほど、気持ちが爆発して、記憶が無くなるほど飲んでしまうのです。
 
 
お酒を飲むと、イライラしていた気分や不安に思っていた気持ちが一時的に解消されたり、飲み会の場を円滑にしてくれるなど、良い面もあります。
 
ですが、よく考えて見てください。
 
いらいらしたり、不安になったり、体調が悪くなったり、寝不足、体のむくみ、アレルギー症状、体の痒み、頭の神経が鈍くなる理由は、全てアルコールです。これらの不快な症状を緩和するために飲んでしまうのです。
 
 
アルコールによって不健康になり、お酒を飲めば飲むほど、正常に戻ってこれずに、アルコール依存症が出来上がってしまうのです。
 
もちろんお酒さえ飲まなければストレスも寝不足にもならずいつも健康でいられるのです。
 
 
 
アルコール依存症の症状が進行していくと、仕事や家庭にも影響を及ぼし、最後はそれらを失ってしまうリスクが高く、本人だけの問題ではなくなります。

一度アルコール依存症になってしまうと、楽しみだったお酒と上手に付き合うことが一生できなくなります。

アルコール依存症に陥ってしまった自分自身の考え方や、いつでもお酒を購入出来る、いつでも飲みに行ける環境を断ち切ることは容易ではありません。
 
 
アルコール依存症の問題を抱えているのは当の本人だけでなく、家族もその問題に直面しています。お酒をやめたい、やめさせたいと思ったら、その時だけでなく長期的なアフターケアも重要となります。本人の意志が最も重要です。