2020/1/11

アルコール依存症により命を落とすこともある

 アルコール依存症は最後にどうなるのか

 
 
 
アルコール依存症は、否認の病気と言われ自分はアルコール依存症ではないと開き直ってしまったり、自分は違うと思ってしまいます。
 
病院に行っても自分は違うと言ってしまったりもします。
 
しかし、進行性の病気であるため、治療をせずに飲酒をし続けてしまうと、症状は日に日に悪化することになります。
 
お酒をやめたいという気持ちも次第になくなり、アルコール依存症が重症化してしまうと、時間も量も気にせずに1日中いつでも飲酒するようになってしまいます。
 
そうなると当然のことながら、まともな会話も出来ず、正常な意識である状態が少なくなります。

アルコール依存症に陥ると、家族などの周りの人に暴力を振ったり、暴言を吐いてしまうこともあります。
 
ドラマの中だけの話ではなく、現実にそういったことが起こり得ます。
 
アルコール依存症の進行が進むにつれ、周囲の手には負えなくなり、家族とも別居や離婚となるケースもあります。

治療を受けずにお酒を飲み続けると、最悪の結果を招くことになります。
 
アルコール依存症の患者の10年生存率は6割といわれており、その原因は飲酒の影響で合併症を引き起こしたり、本人が自ら命を絶つケースが少なくありません。
 
アルコール依存症は、すぐに余命宣告をされるような生死にかかわる病気ではありません。
 
発症してから10年以内に4割の方が命を落としています。

そう考えると、アルコール依存症の死亡率は異様に高いことが分かります。お酒は命を引き換えにしてでも飲みたいものになってしまいます。
 
自分の人生や大切な人たちを守るためにも、アルコール依存症になってしまったら、二度とお酒を飲まずに正しい治療を行いましょう。