2020/1/22

アルコール依存症の治療を受けている人は少ない

 

 ひとりでアルコール依存症を治すことは困難

 
 
 
 お酒は自分の意志でやめられると、思ってしまい、少しずつ量が増えていき、やめられなくなってから相談する方が多いことは事実です。
 
少しずつお酒に強くなり、いくら呑んでも酔わなくなり、記憶がなくなるまで飲んでしまい、生活に影響が出て来ます。
 
もちろん、やめられないことが恥ずかしいと思うのは当然でしょう。しかし、自分の弱さを理解すると早期に断酒を決断できます。
 
 
 アルコールは、覚せい剤と同じなのです。毎日飲んでいれば覚せい剤よりも強力です。ひとりではやめられなくなってしまいます。
 
 
 
日本国内におけるアルコール依存症の発症者数は約250万人というデータがあります。
 
予備軍も含めると相当数の方が深刻な状況にあるといえるでしょう。
 
 
しかし、これらの方々のうちアルコール依存症の専門的な治療を受けているのは、僅か1%程度にしかすぎません。
 
 
 
他の方はどうしているか?
 
というと、内科などでお酒の飲みすぎで弱った部分だけを治してもらい、再び飲酒してしまうというのが現状です。
 
これでは、アルコール依存症の発症者が増える一方です。
 
 
 
 

アルコール依存症は根治が難しい病気ですが、決して治らない病気ではありません。
 
一日も早く、専門的な治療を受けることが大切です。
 
残念ながら、アルコール依存症には、この薬さえ飲めば治るといった特効薬は存在しません。
 
アルコール依存症を克服するためには断酒を継続するしかないといえるでしょう。
 
ただし、自分一人で断酒を継続するのは非常に困難です。
 
 
 
 
二人三脚でアルコール依存症の治療を進めるためには、専門家によるサポートや仲間の存在が必要となります。
 
 
仲間というのは、お酒をやめたいという同じ悩みを持つ者同士が集まる「グループセラピー」や「アルコールミーティング」、「自助グループ」などといわれるものです。
 
 
同じ悩みを理解できる者同士が励まし合える場所はとても貴重です。
 
気になる方は、ネットなどでお近くの集いを検索し、是非勇気を出して参加してみましょう。
 
 
 
 
 
また、グループに参加するのがどうしても苦手な方は、専門家によるマンツーマンのカウンセリングやセラピーを受けると良いでしょう。
 
アルコール依存症の克服には、いずれにしても、専門的な治療が必要です。是非、早めに決断しましょう。
 
 
   断酒のカウンセリングを行っております。お酒の量をへらしてから断酒するので断酒できる生活をイメージできます。
 
2週間準備期間があるので、気持ちを切り替えられるので、断酒を継続することができます。