2020/2/20

お酒を飲み過ぎると肝臓以外にも支障をきたす

   お酒は適量を楽しむもの

 
 
 お酒をやめたいのについつい飲んでしまい、お酒がないといられない状態になるのはアルコール依存症だと言えます。お酒は適量を楽しむもので、気分が悪くなったり体を壊すまで飲むものではありません。
 
お酒を飲み過ぎると肝臓が悪くなるというのは多くの方が意識していますが、お酒を飲み過ぎると肝臓以外にも支障をきたすことがあります。

 
 
 
 消化器系では肝臓の疾患が代表されますが、それ以外にも膵臓や胃腸も悪くする可能
性があります。お酒の飲みすぎにより、消化管のほぼすべてに悪影響を及ぼすと考えておきましょう。
 
 
循環器系では心筋梗塞や心不全、高血圧、脳梗塞、脳出血、不整脈の原因になります。神経や筋肉系にも大量の飲酒は悪影響を及ぼします。
 
飲酒するばかりで食事をまともに摂らないと、ビタミン不足になり、神経障害を起こします。
 
アルコール性末梢神経障害やウェルニッケ脳症、アルコール性小脳失調症などは大量の飲酒を継続することにより、発症することがあります。
 
 
 
そして生活習慣病も飲酒が原因になる場合があります。特に糖尿病や通風は飲酒と大いに関係があるとされているので注意が必要になります。

 アルコール依存症に加え、身体にも様々な支障が出てくると依存症の治療と他の病気の治療も行わなければならず、患者本人だけでなく家族も大変な思いをすることになります。
 
 
どんな病気でも早期発見すれば治療も比較的短期間で済みますので、アルコール依存症やアルコールが原因の疾患についても早期に発見することが大切になります。
 
 
 断酒プロジェクトでは、お酒をやめたい人のためにカウンセリングを行っております。
 
   頑張って一人でもお酒をやめられない方はご相談ください。