2020/2/22

飲酒の量をコントロールできなくなった状態

 

 アルコール依存症は否認の病気

 
 
 
 
 アルコール依存症は、否認の病と言われています。アルコール依存症と思われる人のほとんどが、「自分は違う」と否認するからです。
 
アルコール依存症の人というと、朝からお酒を飲んで公園や駅のベンチで寝ているとか、酔って暴れているといったイメージを持ち、自分は違うと思っているのです。
 
 
どこでも構わず寝てしまうとか、暴れるのがアルコール依存症ではありません。長い間大量のお酒を飲むことで、脳に異常が起き、自分で飲酒の量をコントロールできなくなった状態をアルコール依存症というのです。
 
 
「大量のお酒」というその量も人によってさまざまですから、1日にどれくらい飲んだら依存症になるかというのもはっきり言えないのです。家族や職場の人にアルコール依存症ではないかと指摘されたのであれば、お酒をやめることを検討すべきなのです。

 
 
アルコール依存症は治る病気です。治す方法は断酒することです。お酒をやめたいと思ったのであれば、すぐにやめる努力をしてみましょう。
 
しかしその前に、自分がアルコールに依存していることを認めなければなりません。
 
アルコール依存症は病気であること、断酒すれば回復すること、自分がどれくらい依存しているかを理解するところから始めます。
 
 
 
家族や周囲の人の協力があれば心強いですし、自助グループに参加することで断酒を進めやすくできます。今はインターネットでいろんな情報が収集できます。アルコール依存症かどうかのチェックリストや断酒の方法などもありますので参考にすると良いでしょう。
 
 断酒プロジェクトでは断酒のカウンセリングを行っております。お酒でお悩みの方はご相談ください。