2020/2/24

お酒を飲んでもストレス解消はできない

 多量飲酒からアルコール依存症へ

 
 
 
 日本では、ストレス解消の手段としてアルコールを用いるケースは珍しくはありません。
 
しかし、ストレス解消のためにお酒を飲むことで、アルコール中毒に陥る人は多いのです。自分はそこまで量は多くないから大丈夫、このように大丈夫だと思っている人ほど危険です。
 
お酒は、ストレス解消どころかストレスを貯めるための薬物です。飲まないことが苦痛になって来るのです。ストレスが溜まる原因は、夜眠れないことです。お酒を飲むと寝つきは良くても眠りは浅くなってしまうのです。
 
 夜が眠れず昼間が眠くなり結局疲れと空腹で強烈な飲酒欲求がでてきてしまいます。どんなに飲んでもストレスは解消できないし、飲むほどに健康状態が悪化していきます。
 
 
 お酒を飲むことでストレスを解消する効果が見込めるのは事実ですが、それはあくまで量が適度な場合に限られます。
 
 
 
また、最初は適度な量でストレスを解消できていたとしても、そのうち飲酒量が増えていきやすいのがアルコールの怖いところです。どうして飲酒量が増えやすいのか、それは体に耐性ができてアルコールに慣れてしまうからです。

 
 
 少しのアルコールでストレス解消ができていたとしても、慣れてくるとその量では満足できなくなりかねません。結果として飲酒の量が増えたり、量は変わらなくても度数が強いアルコールに手を出したりして依存症につながっていくのです。
 
 気づいた時には、お酒をやめたいと思っていてもどうしてもそれができず、アルコール依存症に陥ることは十分にあり得ます。

 
 精神的に弱いからアルコール依存症になるわけではなく、仮に精神的にタフであっても飲酒の習慣があればアルコール依存症に陥る可能性はあるため、精神的な弱さそのものは決定的な問題ではありません。
 
しかし、ストレスを感じた時にお酒に逃げるという方法で解消しようとするのは危険です。
 
それは、誰にとっても不幸な結果しかもたらさないため、早い段階で断酒に向けて動き出すことが重要です。
 
 
 断酒プロジェクトでは断酒のカウンセリングを行っております。お酒がやめられない方はすぐにご相談ください。