2020/2/27

年齢が低いと「お酒をやめたい」という自己規制も低い

 

   未発達な肝臓が悲鳴

 
 
 日本では飲酒は20歳からと法律で定められていますが、守られていない場合が多く見受けられます。
 
 
子どもの飲酒の多くが、晩酌をする父親や両親の影響であったり、冠婚葬祭などの席ですすめられることが要因だそうで、要は大人の責任です。
 

 ただ大人になってからは付き合いや接待等の酒席が付きまとうので、酒席に慣れることも大切で練習を兼ねているためでもあるでしょう。

 
 
 基本として子どもは臓器などが未発達な場合もあり、小さい頃は飲酒しないに越したことはありません。
 
アルコール量が少なくても未発達な肝臓が悲鳴を上げ、気分が悪くなったり吐いたりすることもあります。
 
 
 
  飲めるからと言って量を増やすと、急性アルコール中毒にもなりやすいのです。日本酒は甘みがありますし、飲みやすいカクテルなどのお酒も多くありますので、欲しがるからと言って安易に飲ませたりしない方が無難です。
 
 
なお成長期にアルコールを日常的に摂取した場合には、脳の発達や成長ホルモンの分泌等に影響を与える可能性があります。
 
 
また年齢が低いと「お酒をやめたい」という自己規制も低いため、アルコール依存症になりやすいことがわかっています。同時に飲酒による勉学の低下や事故、暴力や犯罪リスクも高くなるのです。

 
 
 
 日本ではお酒は20歳からに定められていますが、あながち理由がないわけではありません。
 
さまざまなリスクを考えてのものであることを認識しましょう。
周りの大人が気を付けていれば、そういう不幸は回避できるのです。
 
 
 断酒プロジェクトでは断酒のカウンセリングを行っております。断酒する方法が書いてあるのでトップページをご覧ください。