2020/3/5

アルコールとの適度な付き合い方

 

 アルコール依存症に陥ること

 
 
 
 口にするアルコールの度数が高いほどアルコール依存症になりやすい、そのように考えている人もいるかもしれません。
 
しかし、実際にはそのようなことはなく、仮にアルコール度数が高いお酒を全く飲まなかったとしてもアルコール依存症に陥ることはあります。
 
5%以下のようなアルコール度数の低いお酒であってもアルコール依存症の危険性はあり、毎日手放せないようであれば非常に危険です。

 
 厚生労働省はアルコールとの適度な付き合い方の指標として、純アルコール量という数字を使っています。
 
純アルコール量はアルコール度数、アルコール比重などから計算されるもので、基本的にはアルコール度数が高いほど純アルコール量も増えるのです。
 
しかし、実際には飲酒量によって純アルコール量は変わり、たとえアルコール度数が5%のビールであっても、多く飲めば純アルコール量は増えます。
 
実際、アルコール度数5%のビールの中瓶500mlと、アルコール度数15%の清酒1合は純アルコール度数がほぼ同じです。

 
 
 アルコール度数が高いお酒を多く飲めば危険なのはもちろんのこととして、アルコール度数が低いお酒でも量を飲めば危険度は一気に上がります。
 
お酒をやめたいから、とりあえずアルコール度数が高いものを避けて低いビールなどに切り替える、このようなことをしてもあまり意味はありません。
 
アルコール度数が低くても飲み過ぎては意味がなく、さらに強いお酒を求める危険性も高いため、ぜひ断酒に踏み切ってください。
 
 
お酒の量を減らしてからやめる断酒方法なのでどなたでも断酒することができます。