2020/3/9

女性の方がアルコール依存症のリスク

 女性の方がアルコールの被害を受けやすい

 
 
 
 女性はアルコール依存症になりにくい、これは誤解です。アルコール依存症の疑いが持たれている人のうち多くは男性ではあるものの、女性でアルコール依存症の疑いがある人の数は決して少なくはありません。
 
むしろ、体質的には男性よりも女性の方が圧倒的にアルコール依存症に陥りやすく、これは肝臓の大きさが主な原因です。

 
 もちろん、肝臓の大きさは個人差があるため全ての女性に当てはまるわけではないものの、全体的には肝臓の大きさは女性の方が小さい傾向があります。そのため、アルコールの処理能力は男性と比べて劣る場合が多く、女性の方が全体的にアルコールの被害を受けやすいのです。
 
 
男性の方がアルコール依存症の症状が出るまでの時間は長く、女性の方が短いため、女性の方がアルコール依存症に陥るリスクがあると言っても過言ではありません。

このように、アルコール依存症は男性特有のものではないため、飲酒の習慣があるのにお酒をやめたいと全く思えないのであれば非常に危険です。
 
2016年の時点での話ですが、その10年前と比べるとアルコール依存症の女性患者は1.75倍に増えたというデータもあります。全体的に見ればアルコール依存症の患者は男性の方が多いものの、決して油断はできません。
 
 
 特に、年齢を重ねてきて女性ホルモンが少なくなってくるとよりリスクは高まりますので、注意が必要です。女性の方がアルコール依存症のリスクがある、そのように認識してお酒をやめる努力を始めてください。