2020/3/18

お酒に強い人ほどアルコール依存症に陥るリスクが高い

 

 お酒に弱いとアルコール依存症になりやすい

 
 
 
 
 お酒の飲み過ぎなどの問題から、お酒をやめたいと思うのは自然なことです。しかし、自分はお酒に弱いわけではないから大丈夫だろうと、結局はお酒を飲み続けるケースも珍しくはありません。
 
お酒に弱いとアルコール依存症になりやすいというイメージを持っている人は多いでしょうが、実際にはそうではありません。いわゆる、お酒に強い人ほどアルコール依存症に陥るリスクが高いため、より注意が必要です。

 
 
 アルコールに強いかは、アルコールが体内で分解される時に生まれるアセトアルデヒドを手早く処理できるかどうかです。
 
 このアセトアルデヒドは毒性を持っており、顔が赤くなる、吐き気を引き起こすなどの問題を引き起こします。
 
 
 
 アセトアルデヒドを手早く処理できることはよいことのように思えるかもしれませんが、手早く処理できるということはそれだけ飲酒量が増えやすく、アルコール依存症をより引き起こしやすいのです。
 
逆に、アセトアルデヒドが残りやすい体質だと飲酒量を増やすことは難しく、結果的にアルコール依存症のリスクは下がります。

 
 
 もちろん、アセトアルデヒドを手早く処理できる体質であっても節度を持って飲酒すれば大丈夫なのですが、必ずしもそれができないのがアルコールの怖さです。
 
周囲の人より顔が赤くなりにくく飲酒量が多い、このような心当たりがあるなら危険です。
 
すでに、アルコール依存症に足を踏み入れている可能性も十分にあるため、お酒に強いから大丈夫だという自信は捨ててください。
 
 断酒するには考え方を変えなければなりません。