2020/4/1

アルコールは薬物、覚醒剤よりも強い依存性

 
 
 

 お酒は薬物なので気持ち良くなる

 
 
 
 
 お酒をやめようと試みると、「今日は無理だ意志が弱い自分で断酒は無理なのか、決意が足りないのか」と思ってしまいます。
 
 

 お酒の害について正しく知識をえる前に、「なぜお酒がやめられないのか」説明する必要があるでしょう。
 
 
 

お酒を毎日多量に飲んでいると、やめられなくなって来ます。これはアルコールという薬物が脳に作用してしまうからです。お酒は薬物なので気持ち良くなりやめられないのです。
 
 
 
 覚醒剤と全く同じです。アルコールという薬物は覚醒剤よりも強い依存性があり、やめられないのです。
 
 
 
 
 断酒に失敗した人は、なぜやめられないのか考えると意志が弱いとか、自分が悪いと感じてしまいますが、悲観することはありません。それは脳がアルコールに支配されて、自分の意志ではコントロールできないのです。
 
 
 アルコール依存症は、医学的に見ると精神の病気と言えるでしょう。
 
 
 

「お酒を飲むとリラックスできる、1日が終わらない」
「お酒を飲めば落ち着くことができる」
「お酒を飲むと場の雰囲気が良くなる」というのは、アルコールを飲んだときに起こる症状です。
これはまさに薬物中毒と言えるのです。
 
 
 
 
 
 お酒を飲むと、体の緊張が解れてリラックスした状態になりますが、しかし時間が経つとアルコールという毒を分解するために、体と脳は動きだし、再び緊張状態になります。これが眠りを妨げ、そのストレスを次の日に持ち越すというイメージでしょう。
 
 
 
 お酒を飲むと、中枢神経にアルコールが働きかけ、ドーパミンという神経伝達物質が分泌されます。
 
 
これは、快楽を感じる効果などをもたらし、毎日お酒を多量に飲んでいるとこの快楽を常に求めてしまうようになります。
 
 
 少しの量ではドーパミンが分泌されず、体にはアルコールに対する耐性が付いて来ていくらでも飲めるようになってしまいアルコール依存症が出来上がってしまうのです。