2020/4/15

脂肪肝、肝炎、肝硬変とアルコールにより進行する・・・

  アルコールを処理する肝臓

 
 
 
 
 
  お酒の飲み過ぎは、健康診断でよくない数字を引き起こすこともあります。血圧の上昇、そしてγ-GTPのように肝臓の数字の悪化などが代表的な悪影響を受けるものです。
 
 
 適度な飲酒であれば血圧を下げる効果があるとされているものの、長期の飲酒では逆に血圧を上げる要因になりかねません。
 
 
 統計では、飲酒量が多いほど血圧は上昇し高血圧のリスクが高まるという結果が出ています。高血圧は動脈硬化など血管の状態を悪化させる恐れがあり、全身に様々な影響が出かねないため非常に危険です。

 
 
 
 アルコールを処理する肝臓は非常に重要な臓器ですが、アルコール依存症に陥ると肝臓の状態が悪化しても全くおかしくありません。
 
 
 独立行政法人国立病院機構久里浜アルコール症センターによれば、アルコール依存症の患者の8割に肝障害が見られるというデータもあります。脂肪肝から肝炎、肝硬変と肝臓病はアルコールにより進行する恐れがあるため、健康のためにもアルコールを断つのは非常に重要です。
 
 
 血圧、肝臓のどちらも自覚症状に乏しいため、自分はそのような重篤な症状と無関係だと考えてはいけません。

 
 
 
 アルコール依存症に陥ると周囲の人に迷惑をかけるというリスクもあり、当然ながらお酒をやめたいと真剣に考えないといけないでしょう。
 
 
 しかし、アルコール依存症に陥るほどに飲酒の習慣があると、自分自身の肉体にも多大な悪影響がすでに出ている、あるいは今後に出る可能性が高いため、早急に断酒に取り組んでください。