2020/4/17

お酒を差し出すとおとなしくなる

  典型的なアルコール依存症

 
 
 
 
  私のおじさんは典型的なアルコール依存症でした。しかしこの依存症は家にあるお酒をいくらなくしても、外でやはり飲んできてしまいます。
 
 問題は家で飲まない分外で飲んでいる事が発覚すると、多額の領収書が家にやってきます。
 
 他界したりしてもそれはやってくるわけで残された遺族はたまったものではありません。
 
 
  家で飲んでもらった方がまだ経済的にはましです。更に私の勤めていた市場で依存症の人を見ました。
 
 
 少し市場というところは変わったところで、一般の会社だとお酒を勤務中に飲むのはご法度ですが、市場ではそうした事がままある事ではあるんです。
 
 全部がそうじゃありませんそういう事があるんですが、完全に朝から飲み続けている人はいるんです。
 
 
 
 
 怖かったのが、マグロ屋さんだったのですが、マグロを解体する包丁がありますがお酒が切れるとそれを振り回して暴れる人がいました。
 
 普通の包丁とは違って日本刀のような切れ味とながさですから、刺されたら体は完全に貫通するしばっさり切られたら多分助かりません。
 
 
 しかしお酒を差し出すとおとなしくなるので、とりあえず飲ませておとなしくさせるという対処療法みたいな事を会社でやっていました。さすがに暫くして解雇されましたが、このように自分をコントロールできないのがアルコール依存症の怖いところだと思います。
 
 
 それとアルコールは人それぞれ飲む量でそれが依存であるのかどうであるのかを判断することがよく解らない点あると思います。気が付いたときには依存症で受診した時には重度の時もあります。
 
 
 

 まとめ

 
 
 アルコール依存症は家族にも負担がかかります。本人は否定してしまいますが、アルコールというものは、自分の意志でやめられるものではありません。
 
 頭の神経の一部となってしまい、やめたくてもやめられなくなってしまうのです。この方の場合、自分はだらしがない人間と装っていますが、自分の意志でアルコール依存症になっているのではないのです。
 
 
 誰でも陥る落とし穴といえばわかりやすいでしょう。アルコール依存症になるきっかけはさまざまですが、だたお酒が好きだった方はもちろん、精神的なショックでも、発症してしまう病気です。
 
 病気というよりも、薬物中毒者といった方がわかりやすいでしょう。
 
 
 こうなる前にお酒を飲みすぎるとどうなるか認識しておく必要があります。だらしがない人、意志が弱い人も関係なく、誰でもなりうる病気です。
 
 
 お酒を飲めば落ち着くというのは、やはりお酒が脳に伝える神経細胞となっているので、アルコールを摂取しなければ、脳がパニック状態になってしまいます。
 
 これは食欲よりも強い欲求なので1人で対処できなくなっています。アルコール依存症になれば笑い事ではなく、命を落としてしまいます。
 
 
 たとえ、アルコール依存症の人でなくても、お酒に対して真剣に向き合うときが来ています。人は愚かではありません。
 
 
 アルコールで命を落としてしまう人がいるとはっきり認識しなければならないでしょう。
 
 
  断酒プロジェクトでは断酒のカウンセリングを行っております。