2020/4/26

断酒をすると時間が増える

 

 お酒を飲まないと楽しみがない

 
 
 
 お酒を断つことで「楽しみが減ってしまう…」と思う人が多いようですが、実は、デメリットよりもメリットばかりだということに気付くことが大切です。
 
 
 お酒をやめたいと思っているのは、このままではいけない、変わらなければならないと自覚しているからです。そう思う今こそ、お酒のやめ時だと思います。
 
 
 二日酔い、人間関係の悪化、失敗…。原因はそれぞれあるでしょう。今、それを後悔しているのかも知れません。
 
 
 
 しかし、時間が経つと、またお酒に手が伸びてしまうのではないでしょうか。体調が戻ったり、お酒を飲むことによって嫌なことを忘れようとしてごまかす…。
 
 
 
 確かに下戸の人以外の人は飲んだ本人だけが気分良くはなります。しかし、現実的には、残念ながらお酒を飲んでも事態は良い方向には変わっていません。
 
 
 
 その、「お酒をやめたい…」という今の気持ちをまずは強く持ち、そして大切にして下さい。それが断酒への第一歩となることでしょう。
 
 
 
 断酒によるメリットとして、第一に、お酒を買わなくなるため、単純に節約になります。
 
 
 例えば、1日に300円のロングの缶ビールを、毎日3本飲んでいたとします。1日におよそ1,000円掛かっていたとすれば、1ヶ月で30,000円が浮く計算です。
 
 
 これが、塵も積もれば山となるように、3ヶ月で90,000円。半年で180,000円。1年間で360,000円。
 
 
 
 5年間では1800,000円です。これだけあったら、何に使えたでしょう。または、貯金できたでしょうか。
 
 
 宅飲みだけにおさまらず、たまに居酒屋へ行くならば、更に跳ね上がっていることでしょう。
 
 
 

 断酒のメリットはたくさんある

 
 

 また、断酒をすると時間が増えます。お酒が入ると、つい長時間飲み浸りがちになりますが、1日1時間お酒を飲んでいたと計算すれば、1ヶ月で30時間。1年間では240時間、自由な時間が増えることになります。
 
 
 勿論、これも誰かと居酒屋へ行っていたならば、更に数字は跳ね上がります。
 
また、睡眠の質も向上します。
 
 
 寝る前に大量にお酒を飲むことで、身体の器官はお酒の分解に大忙しです。フル活動するため、寝ているようで眠れていない状態です。
 
 
 断酒をすることで、寝付きが良くなり、スッキリ起きられるようになります。日中も集中力が増すことでしょう。
 
 睡眠の質が向上したことで、肌の調子も良くなります。また、必然的に飲み仲間と離れることになると思います。
 
 
 これはメリットとなるかどうかは個人の問題ですが、お酒なく壊れる人間関係とは何とも希薄です。
 
 最も、酔いどれて愚痴を言い合うのが主ならば、切っても良いと私は思います。尚、これらのメリットを得られる前に、離脱症状が立ちはだかっています。
 
 
 それが1週間で済むのか、1ヶ月で済むのかはそれぞれです。しかし、離脱症状後はお酒の呪縛から解き放たれ、スッキリと爽やかな日々が待っていることでしょう。