2020/4/26
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アルコール性肝疾患等の死亡数の推移 |
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お酒を飲む量、飲むタイミング、飲む状況など、お酒の飲み方を自分でコントロールできなくなった状態では、飲むのはよくないと自分で理解していても、脳に異常が起きることで自分の意思では飲むことをやめられなくなります。 お酒の成分は、ビール、焼酎、ワインなどのお酒の主成分として含まれるものがアルコール。そして、お酒に含まれて依存性の原因となるのがアルコールの一種である「エチルアルコール」です。 エチルアルコールは摂取した数分後体内に吸収され、10%はそのまま汗、尿、呼気として排出されるものの残りは体内をめぐって30分〜1時間後くらいで脳に到達します。 アルコールが中枢神経に働いて、その働きの一部を麻痺させます。これが「酔い」のメカニズムです。 体内のアルコールはやがて肝臓で解毒され、さらに分解されて体外に排泄されます。
アルコールを過剰摂取すると誰にでも肝臓病がおこら可能性があります。はじめは脂肪肝で、飲み続けているとアルコール性肝炎になり、死亡することもあります。 さらに飲み続けると肝硬変という最終段階に入り、治すことが困難になります。また、急性すい炎、慢性すい炎および慢性すい炎が起きることによる糖尿病、循環器疾患、メタボリックシンドロームによる高血圧・高脂血症(脂質異常症)・高血糖、精神疾患や癌など様々な健康被害が起こります。 本人の気が荒ぶることで親同士の喧嘩、暴言や暴力、育児放棄なとで子どもの健全な心身の発達が損なわれたり、経済的問題、別居・離婚など家庭的な問題が起こる場合があります。職場では上司や同僚に欠勤や仕事上のトラブルで迷惑をかけたり、日常生活ではアルコールによって暴力事件を起こす、飲酒運転による重大事故を起こすなどにつながる恐れもあります。
・主なアルコール関係疾患の総患者数の推移(H29) アルコール依存症候群 46000人 アルコール性脂肪肝 1000人 アルコール性肝炎 8000人 アルコール性肝硬変 14000人 アルコール性肝疾患,詳細不明 14000人 ・アルコール性肝疾患等の死亡数の推移(2007) アルコール性肝疾患 5161人 アルコール性脂肪肝 32人 アルコール性肝炎 180人 アルコール性肝硬変 4033人 アルコール性肝疾患,詳細不明 589人 参考《https://www.mhlw.go.jp/content/12205250/000562423.pdf》厚生労働省 WHO(世界保健機関)の基準に基づいたアルコール依存症チェックができるサイト 《http://alcoholic-navi.jp/checksheet/》 |
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