2020/5/5
|
||
お酒をやめることで過剰なカロリーを摂取することがなくなる |
||
お酒が強い人は、アルコール依存症にならないと思いがちですが、そんな事はありません。
確かにお酒を飲んですぐに顔が赤くなる人は、アルコールを分解する能力が低いために、少量のお酒でもアルコール依存症になる可能性は高いです。
しかし、お酒が強い人であっても、飲酒を習慣化していけば、アルコール依存症になるのです。
アルコールはエチルアルコールという薬物が成分となっているので、ドラッグと同じように断ち切ることが難しくなります。
お酒を飲み続けることで、脳が萎縮していきますし、体にもダメージを与えてしまいます。
アルコール依存症になるぐらいだったら、すぐにお酒をやめれば良いと思うかもしれませんが、前述したようにアルコールは薬物であり、依存性が高いので、本人がお酒をやめたいと思っていても、自力で止めることは出来ないのです。
アルコール依存症になってしまうと、お酒をやめられなくなってしまいますが、それはお酒をやめてしまうと、離脱症状が出てしまい、本人が苦しんでしまうからです。
お酒をやめてしまうと、動悸や息切れ、吐き気、下痢、手の震えなどの離脱症状がおこり、さらには幻覚や幻聴が見え始めてしまいます。
お酒を飲むことで、これらの離脱症状から解放されるので、お酒をやめたいと思っていても、やめられないのです。
依存症が進んでしまうと、家庭崩壊や本人の死亡など、最悪な結果が待ち受けています。
世界保健機関(WHO)は、アルコールに起因する死亡者数が、年間300万人以上であることを発表しており、アルコール依存症に対して警鐘を鳴らしています。
適度の飲酒であれば、人間関係を円滑にするなどのメリットがありますが、過剰な飲酒には身体を壊すリスクが高まるだけでなく、時によっては問題行動を起こしたり、人間関係に多大な影響を及ぼすことで、社会的な信用を大きく損なう事態に発展することもあります。 リラックスの目的で飲酒したにも関わらず、アルコールにより不安を増長させたり、睡眠を妨げたりすることもあります。 また、脂肪分の多い食品を過剰に摂取するきっかけにもなります。飲酒量を減らしたり、禁酒日を設けることで、がんや肝臓病、脳卒中などの重篤な疾病リスクを低下させ、全般的な健康を改善することにつながります。
その他にも、以前は初対面の人と会う際の緊張する気持ちをお酒でほぐしていたが、今では、それほど悪いものではないと思えるようになり、人付き合いが上手くなった、という精神的に前向きになる効果もあります。 飲酒に頼らなくなったことで、社交スキルが上がったというわけです。これも断酒効果と言えるでしょう。 |
|