2020/5/7
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飲酒習慣を続けていけば、アルコール依存症になってしまう |
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アルコール依存症になってしまうと、お酒をやめたいと思っていても、中々やめることはできません。
病院へ相談すると、離脱症状を軽減する薬や、飲酒したいという欲求を抑える薬、そして、抗酒薬などが処方されます。
抗酒薬(ジスルフィラム・シアナミド)を飲んでおくと、お酒を飲んだ際に、血中のアセトアルデヒドの濃度が増えるので、吐き気や頭痛、動悸などの不快な症状を引き起こします。
お酒を飲むたびに不快な気持ちになることで、徐々にお酒を飲みたいと思わなくさせるのです。
医師の指示によって飲むことが大切なお薬であり、断酒効果も期待できますが、確実に依存症が治るというものではないですし、また薬物療法によって断酒することに対して、抵抗感がある人もいます。
そんな時おすすめするのが、自助グループなどの存在で、一般的に病院などの専門機関よりも相談しやすい環境なので、カウンセリングや体験談などを通して、自力で断酒するように促してくれます。
もちろん、お酒は麻薬と同じくらい強い薬物であるという認識もあるほど、依存性が高い食品なので、ある程度進行してしまったアルコール依存症の場合は、専門機関へ相談したほうが良い場合もあります。
しかしまだ症状が軽度である場合であり、自分でお酒をやめたいと思っているのであれば、民間の組織を利用してみることをおすすめします。
気持ちを高揚させたり、リラックスしたりするためにお酒を利用するのではなく、趣味や運動など、他のことで幸福感を得るようにして、お酒との縁を切ってください。
アルコール依存症は、自分の人生を全て失ってしまう大変怖い病気です。心身ともにダメージを受けますし、人間関係は破綻してしまいます。
そうなる前にお酒をやめたいと思っていても、自力ではどうすることも出来ず、それがイライラとなって、さらに飲酒を繰り返してしまいます。
この悪循環に陥ってしまう人というのは、いわゆるダメ人間ではありません。普通の主婦だったり、サラリーマンだったり、高齢者だったりするのです。
ただ、ストレスを解消したかったとか、寂しかったなど、誰もが考えることがある理由で、お酒にはまっていき、最終的にアルコール依存症となってしまうのです。
お酒が強い人でも、飲酒習慣を続けていけば、アルコール依存症になりえます。最初は、お酒のせいで失態を繰り返していただけだったのが、しだいに病気へと進行していきます。
家族の方々が、お酒での失態の時点で気が付いてあげることができれば、早期回復に繋がる可能性が高いのですが、多くの場合、本人の生活態度の悪さを指摘しまう程度で、病気の進行を見逃してしまいます。
ご家族の方は、本人の飲酒量が増えたとか、飲んだあとの行動がおかしいと思った時点で、医療機関に相談に行くなりの対応をした方が良いでしょう。
病院などの専門機関に出向くのに躊躇してしまう場合は、自助グループに参加してみるのが良いでしょう。
自助グループに参加した女性の話によると、自分の話を真剣に聞いてくれるので、心が癒される、そしてお酒を必要としなくなるという経験をしたそうです。自助グループは、無理をせずに断酒にチャレンジできるのでおすすめです。
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