2021/3/7

断酒の離脱症状について

 

 断酒の離脱症状について

 
 
 
 
 断酒とは、お酒をやめるという意味ではありません。一旦呑むことをやめて、断酒が良いものかどうか判断して、断酒が不幸ならお酒を飲めばいいし、断酒が幸福なら断酒を続けるだけなのです。
 
 
 一旦やめて見てから判断してみましょう。もちろん1年断酒して不幸だと感じる人はいません。1年飲まなければ100%断酒に成功します。誤飲しても依存することはありません。飲まない方が楽で幸福なのです。
 
 
 

 断酒から最初の1ヵ月

  
 
 ◎ 最初の1週間は、毎日毎日苦しくて飲みたい状態です。夜も眠れずなぜ苦しまないとならないのか自問自答して来ます。
 
 
 
 ◎ 2週間目は、離脱症状が苦しくて飲んでいないことが苦しみに変わります。体調が悪くなり飲んだ方が楽になれると思う時期です。
 
 
 
 ◎ 3週間目から体が楽になりますが、精神的に苦しくなります。お酒が飲めない苦しさです。体調が戻った分だけ、逆にお酒への欲求が強くなる時期です。
 
 
 
 ◎ 4週間目になると、精神的にも落ち着いて来て、断酒が楽だと感じて来ます。しかし、精神的に少しだけ欲求が残り、一口ぐらい飲んでも大丈夫、自分はアルコールをコントロールできると勘違いしてしまう時期でもあります。
 
 
 
 

 断酒から2ヵ月後~1年

 
 
 
 ◎ 2ヵ月後は、飲酒欲求がたまに強い起こる感じです。しかし炭酸のジュースを飲んでいれば十分我慢できます。2時間ほどで飲酒欲求は完全に抑えることができます。しかしこのままお酒が飲めない人生は楽しいのか疑問に思うことがあるでしょう。
 
 
 
 ◎ 断酒から3ヵ月から半年。この時期はつまらない人生だと思ってしまうことがあります。みんな楽しく飲んでいるのに何で自分だけ飲めないのか?軽い鬱状態になってしまいます。アルコールという薬物の怖さはここにあります。ドーパミンが上手く分泌できず、何をやってもつまらない状態です。一生苦しいのかと思ってしまうでしょう。
 
 この頃は大した苦しみではありませんが、何をやっても楽しくないと思ってしまいます。お酒を飲んでいた楽しさを思い出してしまいます。あなたがお酒にだらしないのではなく、アルコールは精神まで支配しているので一人では抜け出せないのです。意志の弱さは関係ありません。
 
 人の意志まで支配されてしまうのがアルコールというものです。まだまだ、我慢している状態であり、たまに飲んでいないことが苦しくなるでしょう。
 
 
 
 
 
 ◎ 半年から1年。精神的な鬱状態は脱却して来て、飲酒欲求もほとんどなくなり、気持ちが軽くなります。楽しいことは楽しく断酒生活に慣れて来ます。しかし、意識を切り替える必要があります。我慢ではなく断酒を楽しむこと。
 
 
 
 
 

 まとめ

 
 
 
 
 1年から2年。2年経てばお酒を飲んでいないことを忘れる頃です。年数が経てば経つほど断酒できた喜びが大きくなって行きます。ある意味お酒を飲んでいたときよりも楽しく充実した毎日を送ることができます。