2021/3/14

アルコール依存症になってしまう人の特徴

 

アルコール依存症になってしまう人の特徴

 
 
 
  あなたのアルコール依存症はどのようなイメージでしょうか?
 
 

 1、不真面目な人

 
 
 
 アルコール依存症になってしまう人に不真面目な人はいません。むしろ真面目過ぎて、相手を気遣い上手く立ち回ることができずに、素直で思いやりがあり強く意見が言えない、いわゆる良い人が、アルコール依存症になってしまうのです。真面目であればあるほど、アルコールという罠に陥りやすい傾向にあります。
 
 なぜ真面目な人がアルコール依存症になってしまうのか?
 
 
 
 人は生きている限り、ストレスは掛かり続けます。仕事、生活、悩みがない人はいません。真面目では全て真面目に捉えてしまい、抱えきれないほどのストレスが掛かって、毎日のアルコールに頼ってしまうのです。
   
 「お酒を飲んでいるときだけ、ストレスが解消できて嫌なこと全てを忘れられる」となって「飲んでいない方が不幸」と感じてしまいます。最初は少し飲んだだけで酔うことができますが、耐性が付き飲んでも飲んでも酔うことができずに多量飲酒になっていき、アルコール依存症患者の完成となります。
 
 
 あなたもご存知の通り、アルコールはストレスの解消になりません。ストレス解消どころか、ストレスの根源です。
 
 
 寝つきは良くなりますが、睡眠が浅くなり、疲労が蓄積していき、お酒を飲んでいる時だけ「元気だ」というイメージが付いてきます。ここでいうアルコールの寝つきとは、眠くなるから寝るのではなく、アルコールという毒に対応しきれなくなり、体が眠って体力を温存しろと命令を下して無理やり、眠らせようとするのです。
 
 
 
 よく眠れると勘違いして益々飲むようになり、今度はいくら飲んでも眠れなくなります。真面目だからこそ真剣に物事を考えているので眠れなくなるのです。不真面目であれば何を言われても平気です。
 
 
 
  私は不真面目なので「はい」と言って心の中では「無視しよう」と心に決めています。心の中で「どうでもいい」といつも言っています。いちいち真に受けていては生きていけないから不真面目に生きています。
 
 
  
 
 

 2、意志が弱い人

 
 
 
 アルコール依存症になってしまう人に良く言われることは意志が弱い人というイメージがありますが、決してそうではありません。
 
 
 意志が弱いだけでアルコール依存症になってしまうなら誰でもお酒がやめられなくなってしまいます。
 
 
 逆に意志が強くて、しっかりしている人ほどお酒に飲まれてしまいます。真面目にしようとするほど、強くなろうとして、自分の弱さを隠してしまうのです。真面目過ぎて自分は意志が弱い人間だと勘違いしてしまいます。
 
 
 真面目だからこそ、気合と根性で乗り越えようとして、意志でアルコール勝とうとして、「自分は意志が弱い人間だ」と思い、益々お酒にのめり込んで行ってしまうのです。そもそもアルコールは飲めば飲むほど必要になって行きます。
 
 
 頭の中でアルコールがなければ生きていけないという生命の危機であるようなシグナルが発生し、自制心を保つための神経伝達物質が分泌しなくなり、自らの意志ではコントロールできなくなる薬物です。
 
 私は不真面目なので絶対に屈することはありません。昔はそんなに強くありませんでしがカウンセリングを行うために学ぶことができました。自分が弱くなったとき必ず助けてくれる人が誰かいるのです。
 
 
 
 人の愛情がある限り、自分が苦しんでいたら他の人を助けられないからです。人を助ける仕事をしているのに、自分が苦しんでいたら活動できないでしょう。口には出しませんがいつも「バカらしい」と言っています。
 
 アルコールに勝つために不真面目になろうと言っているのではないのです。真面目に生きる必要はなく、楽に生きて行けばいいのです。
 
 
 
 しかし、お酒を飲んで楽に生きていけるのでしょうか?楽に死ぬこともできません。そのままでは苦しみながら死んでいくだけでしょう。よく考えてください。いや考える必要はありません。安心してください。解決策はあります。
 
 
 アルコールという毒を飲まなければ楽に生きていけます。真面目に生きる必要はありません。思い切ってアルコールを裏切ってみましょう。
 
 
 
 

 3、いつもお酒を飲んでいるサラリーマン

 
 
 
 アル中のサラリーマンを続ける必要はありません。1週間か2週間程度で楽になってきます。3ヵ月程度で飲酒のバカらしさがよく分かってきます。無理やり誘われたときこう言いましょう。「お酒を飲んで酷い目にあった」これでも強要してくるなら考えましょう。
 
 
 お酒というものはどんなに飲んでも幸福になることはないのです。幸福どころか益々不幸になってしまうのです。「飲めば飲むほど頭がおかしくなる」と言えば強要されずに済みます。
 
 お酒で悩んでいる人は、真面目なので「アルコールについてしっかり学んでいきましょう」と言ったら、断られることがありました。これは今まで飲んで来た自分が愚かだったと感じてしまうからでしょう。
 
 
 それがアルコールという薬物の仕組みです。誰も酒という毒を飲んで来たと言われたくはないでしょう。タバコを吸って来た人は愚かと言っているようなものです。
 
 
 
 

 4、最後にまとめ

 
 
 私は人格を否定しているのではありません。アルコールを飲まなければアルコール依存症にならないのです。毒を飲んで不幸になることは当たり前です。飲まなければ一生幸福でいられます。
 
 あなたは真面目にお酒を飲んで来ました。この辺で飲酒をサボりましょう。断酒という美酒に酔いしれるのです。
 
 
 
 一滴も飲む必要はありません。お酒をやめて幸福になりましょう。今まで断酒して不幸になった人はいないのです。幸福度100%が断酒です。
 
 みんな酒を飲んでいるとき、飲酒を否定してはいけません。飲んでいる人はお酒が良いものだと感じています。正確には勘違いしているとあなたはもうわかっているでしょう。断酒が不幸だと感じるなら心の中で叫べばいいのです。「自分はアルコールに勝った、自分は勝利者だ」と。
 
  意志の力ではなく、飲んでいないことが幸福だと気付くかどうかが大切です。もちろん飲んでいない方が楽です。