2021/6/13

アルコール依存症の中期症状はどのようなものか

 
 
 

   アルコール依存症の中期症状はどのようなものか

  
 
 
 
 同じアルコール依存症でも段階があってそれぞれの段階によってその症状に違いがあります。当然ですが、初期の症状よりも後になるほどその症状はより深刻になっていきます。人生を破滅させないためにもアルコール依存症の中期症状になった時はどのようなものがあるかを見ておくことが大事です。
 
 
 
    アルコールが原因の手の震えが起きる
 
 アルコール依存症の中期になるともうお酒を飲んでイライラするという段階は過ぎていて体からアルコールが抜けると離脱症状が出るようになり、手が震えるようになってきます。それに対して本人も危機感を感じるようになります。

 手の震えが起きるのはアルコールが切れたのが原因であるので、その手の震えなんとかしようとしてさらに大量のお酒を飲んでしまうというのがあります。手の震えがアルコールが原因でアルコール依存症になっているのは本人も分かっているのですが、お酒を飲めば手の震えを抑える事ができることから、さらにお酒を飲んでしまうようになるというものです。
 
 


    飲酒しながら生活するようになる
 
 
 アルコール依存症の中期になってしまうともうアルコールがないと全く生活できない状態になってきます。初期の段階ならまだ1日中飲んでいるという事もないですが、中期になるともうお酒を飲んではいけない時にまでお酒を普通に飲むようになってきます。そのせいでお酒を飲んでいる事を周囲から頻繁に注意を受けるようになってきます。
 
 
 
 
 
     お酒を飲まないのが難しくなる
 

 アルコール依存症の中期になると周囲からお酒を飲んではいけないと注意を受けても飲むのを我慢できなくなり、誰かにお酒を飲んでいるのを知られないようにするためにこっそりお酒を飲むようになるのもアルコール依存症の中期の症状です。もうこの頃になると注意を受けてお酒を断つという意識よりもなんとかバレずにお酒を飲もうとするようになります。当然お酒を飲んでいるのが家族等にバレるのでそれで咎められることとなってしまいいつも家庭内が荒れるようになります。
 
 アルコール依存症の中期になると注意を受けてもお酒をやめるのが難しくなるということです。この段階になってくると周囲の人間関係を気にする事もなくなってきます。それよりはお酒を飲んで気分を落ち着かせる事が最優先になってくるので、徐々に社会生活が普通にできないようになってしまうというのがアルコール依存症の中期の症状です。