医療専門家は、精神障害の診断および統計マニュアルなどを基準にして、アルコール依存症かどうかを評価し、飲酒のコントロール障害が存在する場合の重症度を判断します。重症度は、症状に基づいて人が満たす基準の数に基づいています。軽度(2〜3基準)、中程度(4〜5基準)、または重度(6以上の基準)です。
医療提供者は、人の症状を評価するために次の質問をする場合があります。
過去1年間に、次のことを行っていたか判断してください。
- 自分が意図したよりも多く、または長く飲んでしまったことがある。
- 何度も飲酒を減らしたり止めたりしたかったができなかった。
- 飲酒以外のことなど何も考えられなかったほどの飲酒欲求が度々あった。
- お酒を飲んで、また飲むことで健康を害し、しばしば家族に迷惑をかけていることがある。または飲酒により仕事上のトラブルを引き起すことがある。
- 家族や友達に迷惑をかけても飲み続けることがある。
- 飲酒により、重要な仕事や趣味、楽しみなどの活動を減らしたりやめたりしたことがある。
- 飲酒中または飲酒後に事故や怪我をする可能性ある。または事故にあったことがある。
- 飲酒後に落ち込んだり、不安になったり、別の健康上の問題を引き起こしたりしていても、飲み続ける。ブラックアウトがよくある。
- あなたが完全に酔うまでの飲酒量が増えている。前までの飲酒でもあまり酔わなくなった。酔うためにたくさん飲酒が必要になってきている。
- アルコールの効果がなくなると、睡眠障害、震え、落ち着きのなさ、吐き気、発汗、心臓の鼓動、発作などの禁断症状が現れる。
これらの症状のいずれかが懸念の原因となる可能性があります。症状が多ければ多いほど、変化の必要性はより緊急になります。