2022/7/10

禁酒には長期的な視点で精神的な治療とサポートが必要

 

 禁酒には長期的な視点で精神的な治療とサポートが必要

 

 お酒をやめた後の離脱症状は最初の48時間で最悪になります。発汗や精神的な不安など、アルコールが体内から排出し始めてその体に順応し始めるにつれて、徐々に改善していきます。改善していくと感じられるのは通常、最後に飲酒した時から3〜7日です。


 
また、禁酒により数日間は睡眠が妨げられていることに気付くでしょう。夜中に何度か目を覚ますか、眠りにつくのに時間が掛かるかもしれません。これは予想されることであり、睡眠パターンは1ヶ月以内に正常に戻るはずです。


 禁酒しているときは、水分をたっぷりと飲んでください(1日約3リットル)。
ただし、お茶やコーヒーなどのカフェイン飲料を大量に飲むことは避けてください。睡眠障害を悪化させ、不安感を引き起こす可能性があります。水、炭酸飲料、フルーツジュースがより良い選択です。

 

 禁断症状を和らげるために薬を服用している場合は、運転してはいけません。また眠気を催す可能性があります。禁酒中は、ストレスが掛かることが多くなるので、スポーツ、読書、音楽鑑賞、散歩、入浴などを行うことが良いでしょう。

 

 アルコールからの禁断症状は、アルコール依存症を克服するための重要な最初のステップです。しかし、それ自体では効果的な治療法ではありません。お酒をやめるには長期的な視点で、精神的な治療とサポートが必要になります。