2019/4/1
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アルコール依存症の入院は根本的な解決にならない |
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入院してもお酒がやめられない理由は簡単です。断酒に何度も失敗して断酒自体が嫌になってしまってやめられないのです。お酒が飲みたい理由は精神的、肉体的な苦しみです。飲みたいという欲求ではなく苦しみから快方するために飲んでいるのです。 精神的な不安により、飲酒欲求が生まれてくるのです。ニコチンと全く同じ原理です。この弱い欲求精神依存はアルコールがどんな薬物よりも最強なのです。やめられなくて当たり前なのです。 たった一人では断酒できません。入院という手段はありますがこれは緊急避難に過ぎず根本的な回復にはつながりません。もちろん私のようなカウンセラーがいて、断酒のきっかけとして行くのならいいです。しかし、何のプランもなければ入院しても意味はありません。 なぜなら、入院という檻の中にいればやめられます。もっとわかりやすく言えば刑務所から出て来て全く犯罪をするなと言っているようなものです。だれが犯罪を止めてくれるのでしょうか?犯罪と分かっていて犯罪を犯しているのです。やめれない理由は退院しても薬を渡されるだけだからです。 アルコールが毒であると教育されても、退院した瞬間飲みたくなってしまうのです。時間が経つと精神的に不安になってしまいます。自暴自棄になりどうせ何をやってもダメな人間だと思ってしまいどこにも相談できるところもなく、時間が経つほど呑みたくなってしまいます。 何度も言っていますがあなたが悪いのではありません。アルコールというのはそういう薬物なのです。追い詰められていき、多量に呑んでしまう。脳に及ばす影響が大きいから自暴自棄になってしまうのです。 やはりお酒をやめるには、自らの意志で断ち切るべきでしょう。薬に頼っても呑んでしまいます。アルコールやめるにはどうしたらいいのか?簡単です。1年間飲まなければ欲求は収まってきます。 もちろん飲めば楽しいとわかっていますから飲みたくはなりますが、飲む必要がないとはっきりわかるからです。 1年断酒するには目標を決めて断酒します。私のカウンセリングでは、最初に1週間飲んで、まず1週間断酒します。こういう感じで飲んでいない時間を延ばしていくのです。 |
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