2019/4/6
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アルコール依存症になると自力での治療は困難です。 |
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アルコール依存症になってしまうと一人で抜け出すことは困難です。 お酒をやめると苦しくなるからです。最初の強烈な飲酒欲求は1週間は続き、眠れなくなり精神的にも不安になります。この辺りで何度も失敗し、乗り越えるのは何年か掛かります。 乗り越えたとしても、飲酒欲求は消えません。3週間断酒すると呑みたい欲求が少しずつ強くなり、少しぐらい呑んでも大丈夫。自分はコントロールできると思うでしょう。最初は、週に一度だけで済むでしょう。しかし、週2回になり、平日も飲むようになり、全く同じ状況です。 1ヵ月断酒できた場合は、精神的に鬱状態になり、一生呑みたいままなのかと思い始めてします。生きていても何もつまらない、何もやる気がおきない。少しずつ精神的に追い込まれ、少しずつ呑みたくなってしまいます。 完全に復活するのは2年かかります。その間は当然一滴も呑めません。頭の中がお酒を呑むことでいっぱいになり、ゼロにしなければならないのです。 アルコール依存症の治療方法は、アルコールをやめるだけです。断酒をするには断酒しかありません。薬を使えば薬をやめた瞬間飲みたくなってしまいます。まずは1週間断酒してみるというイメージです。 いきなり断酒は行いません。1週間ほど飲んでもらってから断酒します。これなら未練が残らないので1週間だけの断酒なら簡単です。目標を決めて断酒を行えば楽になってくると実感できます。 アルコールは、私たちの気持ちを軽くしてくれるのと同時に、さまざまな罠も仕掛けられています。嫌な気持ちや辛い気持ち、忘れたい思いなど心が暗くなっている時にアルコールを飲むと、心は少し晴れやかな気分となって私たちの助けとなってくれます。これは飛んでもない勘違いです。 これこそがアルコールが薬物である証拠です。楽しくなる=頭がおかしくなる。これが良いものだ百薬の長だと言ってしまい溺れてしまうのです。シンナーを吸っているのと全く変わりません。 しかし辛い気持ちを軽減しようとアルコールを摂取し続けると、体は次第にアルコールを求め続けるようになり、いつしかアルコール依存症という恐ろしいものに飲み込まれてしまいます。 アルコール依存症は、自力で治すのは難しく、長い間苦しんでいる人も少なくありません。人はもろく弱いもので、一度くじけてしまうと一人で立ち上がるのは難しいです。 断酒を行い、一切のアルコールを摂取しない禁酒を決意したとしても、一度甘えてしまった心を律するのは大変です。何とか自分を変えようともがいても、一人だと気付けばまたアルコールに手を出し、自己嫌悪に陥りがちです。 では一体どうすればアルコール依存症を抜け出せるのでしょうか。その方法は、一人でダメなら他人を頼ることです。インターネットは無限に広がっており、自宅で一人で悩んでいても、パソコンやスマホを使って相談できる人がいます。そういった人に頼ることで、自分は一人ではないと感じ、断酒に成功していくのです。 断酒のカウンセリングを受けていれば必ず楽になります。再び飲んでも心配はいりません。料金は僅か2万円です。アルコールを飲んでいれば1日千円掛かります。これがゼロになればいくら貯金できるでしょうか? 1年で36万5千円。10年で365万円。30年で1095万円。アルコールは毒です。気晴らし飲むものではありません。健康になるならいいが死んでしまいます。お金も時間も全て捨ててしかも不健康になってしまうのです。 毒であり何の役にも立っていないのがアルコールという毒物なのです。 |
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